
現地時間2025年6月10日(オーストラリア)、米国カリフォルニア州ローワー・トレッスルズを会場とするCT(チャンピオンシップツアー)イベント第8戦「Lexus Trestles Pro」が開幕。
イベント初日となった本日は、メンズのラウンド1~2ヒート5までとウイメンズのラウンド1が開催となりました。
今回の記事は、2025年トレッスルズプロのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、今後の波予報と言ったイベント情報をお届けします。
スポンサーリンク
2025年トレッスルズプロ
WSLファイナルではなく、レギュラーシーズンイベントとしての開催は実に8年振りとなったローワーズでのCTイベント。
メンズ
本日のトータルハイエストスコア15.40をマークしたのは、ローカルイベントとなっているグリフィン・コラピント。
シングルハイエストスコアをマークしたのはグリフではないので、安定してハイスコアを叩き出した結果でした。
多くのサーファーはホームブレイクのような波質を得意とするよう、サンクレメンテローカルのグリフにとっても相性が良い波だと言うのが良く分かるパフォーマンスでした。
レールゲームにエアゲームと何でもアリで、かつ爆発力のあるパフォーマンスはギャラリーと見ていてエキサイティングなサーファーではないでしょうか。
本日のシングルハイエストスコア8.00をマークしたのは、イタロ・フェレイラとイーサン・ユーイング。
この二人の名前が挙がると、フルローテーションのイタロ、そしてレールゲームのイーサンと言う構図が上がると思います。
間違ってはいないのですが、本日のイタロの8.00はレールゲームとエアゲームのコンボでのスコア。
一方、イーサンはレールゲームのみでのスコアなので、リスクで言えばイタロの方が取っていると思いますがそれでも同じスコアと言うのは厳しいかなとも感じました。
直接対決ではなく、異なるヒートでのスコアという事で単純に比較できるものではないのですが。
本日注目されていたのはやはり、ワイルドカード出場した11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーターではないでしょうか。
だったのですが、ケリーはラウンド2でバロン・マミヤに破れ、早くもイベント敗退を喫してしまいました。
とは言っても、ケリーなので記録に残らないものの、記憶に残るパフォーマンスを披露。
ヒート終了のブザーが鳴った30秒後に、下記のようなパフォーマンスを見せたのですから。
ヒート結果
ウイメンズ
ラウンド1の4ヒートのみ開催となったウイメンズサイド。
本日のトータルハイエストスコア15.53をマークしたのは、現在はサンクレメンテローカルのレイキー・ピーターソン。
しかも、バックサイドとなるレフトに乗ってのスコアという事で意外だったのではないでしょうか。
レイキーと言えばフロントサイドのカーヴィングのイメージが強いサーファーですので。
本日のシングルハイエストスコア8.17をマークしたのは、現CTランクトップのガブリエラ・ブライアン。
ガブリエラのパワーサーフィンのパワフルさはネクストレベルで、かつてのカリッサ・ムーアを彷彿させられる感じですね。
ローワーズと言う舞台にガブリエラのサーフィンを考えると、ミスをしない限り負ける要素はほぼないように感じてしまうほど。
ヒート結果
トレッスルズプロ初日のハイライト動画
ローワーズの今後の波予報
波予報は流動的となっていて、現時点でサイズとコンディションでのベストデイは5~7フィート予報の16日。
ただし、イベント期間終盤まで引っ張るほどコンディションがずば抜けていいのかと言えば微妙なところです。
現実的には、明日は4~5フィートでコンディションが悪くなければイベントはオンになると思います。
まとめ
日本とカリフォルニア州の時差は16時間で、日本の方が16時間進んでいます。
ネクストコールとなる現地時間の6月11日午前7時45分は、日本時間では同日11日午後11時45分となります。
-----
公式サイト「WSL」