
サーフィンのコンテストシーンとフリーサーフィンの考え方の相違点として取り上げられる事のある「海はみんなのもの」と言う考え方。
もちろんその通りですし、誰もが海に入って楽しむ権利があるのですが、コンテストでは一時的に海を貸切りにして開催されます。
その行為に対して納得いかず、コンテストエリアに侵入して邪魔をするサーファーは今も昔も後を絶ちません…。
今回の記事は、フランスのセニョスで開催されていたドイツの大学サーフィンチャンピオンシップ中の妨害行為に関するニュースをお届けします。
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まずは実際に妨害されることになった女性サーファーのマヤ・サワによるSNS投稿が以下の通り。
マヤによると、会場は地元行政に申請して費用も払い使用許可を得たエリアとのこと。
ビーチには旗を立てて会場エリアを明確にし、さらにはライフガードも駐在していたそうです。
にもかかわらず、大人数のローカルサーファーグループがルールを無視してコンテストエリアに侵入し、前乗りしたり罵倒してきたり、終いには手を出してきたりとカオス状態だったと言います。
ライフガードも懸命に追い払おうとはしてくれたものの、相手が聞く耳を持たないので解決には至らなかったとか。
さて、こういったケースはWSL(ワールドサーフリーグ)のQS(クオリファイングシリーズ)イベントなどでも発生したりします。
つまり、そこまでレアケースと言うわけではないものの、個人的には代理戦争的な感じがして非常にモヤモヤしますが。
本気でホームブレイクを使われることに納得がいかないのならば、怒りの矛先は自分たちが選んだ市議会議員がゴーサインを出したということで行政にあり、そもそものベクトルが違いますし。
また、女性サーファーに手を出して邪魔していていると言う点が計算しているなといった感じで非常に気分が悪くなります。
いつもの流れ通りとなれば、すぐさま邪魔したサーファーはネット上で特定され、何とか逃げようと言い訳だらけの釈明をして大炎上…。
一切生産性のないこれほど虚しい事がなぜ繰り返されるのかと、悲しくなってしまうニュースです。