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Photo: ISA / Sean Evans

2019年9月7~15日に日本の宮崎県で開催となるISA(国際サーフィン連盟)ワールドサーフィンゲーム。

ISAイベントは基本的にアマチュアイベントという位置付けで、CT(チャンピオンシップツアー)サーファーは出場しないと言うか、CTを運営するWSL(ワールドサーフリーグ)がCTサーファーに対して他団体によるイベント出場を認めていませんでした。

しかし、今年のISAイベントはオリンピックに出場したいサーファーは出場が必須となることに変更。

今回の記事は、ISAが発表したワールドサーフィンゲームに出場するCTサーファーに関するニュースをお届けします。


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WSLにISAと何だか複雑な感じとなっているものの、もともとISAがオリンピック委員会承認団体であったことから、ISA主導のもとでサーフィンがオリンピック競技に決定。

ただし、コンテストサーフィンのトップを有するのはワールドツアーを運営するWSLということで、両団体が手を組み、オリンピック出場を目指すCTサーファーの2019年と2020年のISAイベント出場義務が生まれました。

ISAとしてはCTサーファーが出場すれば、注目度や認知度が高まるといった狙いがあることでしょう。

なのですが、ISAイベントに出場可能枠は各国男女共に3名まで。国によっては3名以上のCTサーファーがいるケースもあるので、今年のISAイベント出場サーファーは現時点のCTランクを使ってトップ3が選定されています。

ここからは、2019年ISAイベント出場が決まった各国のCTサーファーを記載します。

*オーストラリア

メンズ:ライアン・カリナン、ジュリアン・ウィルソン、オーウェン・ライト
ウイメンズ:ステファニー・ギルモア、サリーフィッツギボンズ、ニッキ・ヴァン・ダイク

*アメリカ

メンズ:ジョンジョン・フローレンス、コロヘ・アンディーノ、コナー・コフィン
ウイメンズ:キャロリン・マークス、カリッサ・ムーア、コートニー・コンローグ

*ブラジル

メンズ:イタロ・フェレイラ、フィリペ・トレド、ガブリエル・メディナ
ウイメンズ:タティアナ・ウェストン・ウェブ、シルヴァナ・リマ

*日本

メンズ:五十嵐カノア

*フランス

メンズ:ジェレミー・フローレス、ミシェル・ボウレズ、ジョアン・ドゥル
ウイメンズ:ジョアン・デフェイ

*ニュージーランド

メンズ:リカルド・クリスティ
ウイメンズ:ペイジ・ハレブ

*南アフリカ

メンズ:ジョーディ・スミス

*コスタリカ

ウイメンズ:ブリッサ・ヘネシー

*イタリア

メンズ:レオナルド・フィオラヴァンティ

Photo: WSL / Cestari

今回の出場サーファーはあくまでも現時点のCTランクを用いて決定したものであり、ワールドツアーはまだシーズン前半戦。

例えば、ケリー・スレーターがシーズン終わりまでにランキングを上げてアメリカ代表の中でCTランクトップ2入りすれば、ケリーがオリンピック出場権を得て、オリンピック前の2020年ISAイベント出場となる可能性もあります。

つまり、まだまだオリンピック出場権争いはこれからなのですが、これだけの数のCTサーファーが来日するのは滅多にないチャンス。

最強と思えるメンズのブラジルチームに加え、ジョンジョンも来日予定。しかも、9月の宮崎という事で台風スウェルが当たる可能性も十分にありますね。

相当エキサイティングなイベントになるのではないかと思います。

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参照記事「ISA CONFIRMS TOP WSL CT SURFERS WILL COMPETE IN THE 2019 WORLD SURFING GAMES

2020年東京五輪選考の過去記事