Photo: WSL / Thiago Diz

2000年代に開催されていたCT(チャンピオンシップツアー)イベントのリップカールサーチ。

今では考えられないのですが、当時は毎年世界中のベストなサーフスポットを転々とするイベントとして数年間開催されていました。

そのリップカールサーチの2006年の会場となり、世界的に瞬く間に有名になったのがメキシコのオアハカ州に位置するバラ・デ・ラ・クルス。

今回の記事は、バラ・デ・ラ・クルスで採用された一風変わったサーフィンルールに関するニュースをお届けします。


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2006年当時のメキシコのオアハカ州と言えば、プエルト・エスコンディード以外にはほとんど知られていなかったと思います。

CTイベントは「Somewhere in Mexico」と場所を伏せて開催されましたが、すでにネットが普及し始めていたので一気に世界的にバラという場所が知れ渡りました。

今でこそサリナクルスが有名になったオアハカ州ですが、同エリアにおけるライトポイントの先駆けと言えますね。

ちなみに、CTイベント開催時にはCTサーファーの中にはスナッパーロックスのベターバージョンと言及するものもいるほどでした。

そんなオアハカ州のライトポイントはイクスクルーシブウェイブも多々あり、サーフスポット正面のリゾート滞在客以外サーフしては行けないエリアがいくつかあります。

逆に誰にでもウェルカムなのがバラで、だからこそ混雑を避ける事ができません。

そんな状況を見かねて、日曜日の午前10~12時は女性とキッズサーファーだけに開放というルールが設けられたとのこと。

女性とキッズは筋力的にパドルパワーが劣ることから、このようなルールが設けられたのでしょう。

あらゆる分野で男女平等が訴えられる中で納得いかないメンズサーファーもいると思いますが、個人的には面白い取り組みだと思います。

バラの波が良いのは誰もが知るところですが、混雑を理由に避けるサーファーガールもいるはず。

そんなサーファーガールを引き寄せる事ができるので、バラ周辺エリアを含めてビジターが増える可能性を秘めているのでローカルコミュニティにとってはプラスになる事でしょう。

このようなムーブメントが世界的に広がっていく事になるのか興味深いところです。

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参照記事「Sundays Are for the Girls

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