
サーフィンにおいて最初の関門となるのが、サーフボードの上に立ち上がるテイクオフ(または「ポップアップ」や「ドロップ」とも言う)。
特にホレた波になると難易度が増し、サーフィンをしていれば必ずリップと共に降ると言う経験をしていることでしょう。
そこでビッグウェイブサーファーがホレた波でのテイクオフのコツを教えてくれることに。
今回の動画は、マット・ブロムリー「Matt Bromley」(33歳)が教えてくれるホローウェイブでのテイクオフのコツを教えてくれるハウツー映像をお届けします。
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ホレた波でのテイクオフについて、最大のポイントになるのはパドルスピード。
この点については疑いの余地がなく、マットも出来るだけ力強いパドリングをするようにと推奨しています。
ウイメンズサーファーがオアフ島ノースショアのパイプラインでのチャージが行われるようになった初期から言われていたことがパドルパワー。
メンズとウイメンズではパドルパワーが違う事から、特にヘビーウェイブにおいて肉体的にウイメンズが不利と言われていたほどなので。
だからこそ、今現在のようにパイプラインやチョープーでもウイメンズサーファーが当たり前のようにチャージすることになったのは驚きですが。
パドルに加え、もう一つの大きな点となるのがサーフボードの前方に重心を置きながら、低い体勢を保つと言う点。
どうしてもビビッてしまうと体が引けて後ろ体重になりがちなので、行くと決めたら躊躇なく突っ込む度胸が必要なようです。
個人的な体感として、ある程度サイズのある波になると、テイクオフの時は波から飛び降りるような感覚になるものの実際には普通に乗れるので、乗りたいのならば覚悟を決めるしかないというわけです。
実際に動画を見ると、マットがとんでもなく角度からのテイクオフをメイクしている様子を見ると、メイク可能という事が分かるのは頼もしいと言えます。
最後に僕の経験から少し話をすると、サーフボードのノーズが海面からちょっとだけ出るくらいボードの前方に乗ってパドルしている方が、テイクオフの走り出しが早くなると思います。
出来るだけ前方に乗る事で、波のパワーを受ける表面積が増えることが理由だと思います。
意外とほんの少しだけの変化が大きな変化に繋がる事はあるので、当たり前と思っていたことにメスを入れて試すことは重要に思えます。