2015年度メンズWCT第七戦「ビラボン・プロ・タヒチ」：最終日ハイライト

2015年8月26日

現地時間8月25日（タヒチ）、2015年度メンズWCT第七戦「ビラボン・プロ・タヒチ（Billabong Pro Tahiti）」が終了しました。優勝はジェレミー・フローレス。

昨日同様、トリッキーなコンディションで開催となった本日。本日一発目のヒートは、ランキング上位争いをしているフィリペ・トレド。一つでも多くのラウンドアップを果たし、ランキングを上げたい所でしたが、一本も波に乗れずに敗退という驚きの結果からスタートしました。

ランキング争いで言えば、ランクトップに浮上出来る可能性を秘めた残り一人はオーウェン・ライト。しかし、順調だったオーウェンは、セミファイナルで昨年度同イベントの覇者であるガブリエル・メディナに破れる結果となりました。

一方、ジェレミーは、クオーターファイナルでケリー・スレーター、セミファイナルでCJホブグッドという二人の元ワールドチャンピオンを破り、ファイナル進出。

ガブリエルvsジェレミーとなったファイナルは、ヒート序盤、一本目のライディングでジェレミーが9.87ポイントをマーク。グッドウェイブが少なかったので、その後は両者ともにミディアムスコアしか出すことができず、終わってみれば、ジェレミーはヒート序盤にして優勝を決める結果となりました。

昨年の同イベントは、大好きなチョープーイベントにも関わらず、ヤンチャが災いして出場できなかったジェレミー。そして今年は、インドネシアでの事故でイベントへの参加を悩みながらも、ヘルメットを被って出場することを決意しての優勝。見ているギャラリーにとっても嬉しい優勝だったのではないでしょうか。

ちなみに、アンディ・アイアンズのチョープーでの偉業を称えるアンディ・アイアンズ特別賞は、今イベントでパーフェクト10を叩き出したCJに送られました。今シーズンでの引退を発表しているCJですが、「トップサーファーとして引退したい」と口にしていた通りの結果を残しましたね。

今回の結果を受け、WCTランキングのトップ10は以下のようになりました。

アドリアーノ・デ・スーザとミック・ファニングのランクは変わらず、オーウェンが上位に食い込んできましたね。しかし、ランキング4位までのポイント差は、ほぼ団子状態です。果たして、ケリーがこの上位陣に迫ってくるのかも楽しみな所ですね。

イベントの詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして見て下さい。

公式サイト「Billabong Pro Tahiti」

本日の結果
・ファイナル
1st: Jeremy Flores (FRA) 16.87
2nd: Gabriel Medina (BRA) 13.20

・セミファイナル
Heat 1: Gabriel Medina (BRA) 16.63, Owen Wright (AUS) 8.70

Heat 2: Jeremy Flores (FRA) 15.86, C.J.Hobgood (USA) 8.93

・クオーターファイナル
Heat 1: Owen Wright (AUS) 16.93, Italo Ferreira (BRA) 15.94

Heat 2: Gabriel Medina (BRA) 15.67, Kai Otton (AUS) 11.00

Heat 3: C.J.Hobgood (USA) 12.90, Josh Kerr (AUS) 11.16

Heat 4: Jeremy Flores (FRA) 16.83, Kelly Slater (USA) 15.66

・ラウンド4
Heat 1: Italo Ferreira (BRA) 15.00, Filipe Toledo (BRA) 0

Heat 2: Kai Otton (AUS) 13.50, Bruno Santos (BRA) 11.76

Heat 3: C.J.Hobgood (USA) 14.36, Aritz Aranburu (ESP) 14.00

Heat 4: Jeremy Flores (FRA) 13.37, Wiggolly Dantas (BRA) 13.23

ハイライト
https://youtu.be/QbooSXOR6uU

9.87ptライド＠ファイナル byジェレミー・フローレス
https://youtu.be/aRpiT2C9s-c

9.43ptライド＠クオーターファイナル byオーウェン・ライト
https://youtu.be/4dyi8Nhznf8

アンディ・アイアンズ特別賞
https://youtu.be/PwE9nykB0V0

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