一年で最も日が長い夏至に合わせ、通常は6月21日(閏年は6月20日)に非公式で制定されている「International Surfing Day」。2004年、米サーフィン・マガジン誌とサーフライダー・ファンデーションが、サーフィン、サーフィン関連のライフスタイル、海洋資源の維持を祝うために定めた日であり、今年で10周年を迎えました。

そこで、当日、南アフリカで行われたイベントの映像が、今回の動画となります。イベント主催者は、エコ活動にも積極的なブランド「ハーレー」で、サーフィンの楽しさを知ってもらうべく、サーフィンスクールを開催しました。場所は、ケープタウンのミューゼンバーグ。

南アフリカ出身サーファーと言えば、ジョーディ・スミスやトラヴィス・ロギーといったワールドツアーサーファーがいますが、黒人サーファーの存在はほとんど目にすることはありません。最近でこそ、マイケル・フェブラリーが台頭してきていますが、まだまだレアと言えます。

中南米やアフリカ出身者だと、根本的に欧米に比べて競技者人口が少ない、そしてスポンサーが付きにくいという現実があります。そのため、身体能力のポテンシャルが高いにもかかわらず、シーンに登場するチャンスもなかなかありません。しかし、ブラジリアンを見れば一目瞭然ですが、国内で盛り上がり、世界に打って出る環境が整うと頭角を現し、現在のメンズワールドツアーの国別サーファー数では、オーストラリアに次ぐ2位となっています。

このような数字が示すとおり、チャンスを得る事で大変革が起こる可能性は極めて高いので、南アフリカでサーフィンを広めるイベントは、とても意義深いものだと思います。


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