2020年東京五輪の追加種目に選ばれるチャンスがサーフィンにはあるのか?

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世界的に見ると、確実にスポーツとして人気を集めてきているサーフィン。過去記事でもお伝えした通り、ワールドツアーイベントには異業種からスポンサーが参入したり、トッププロサーファーは広告塔に起用されたりしています。

今回の記事は、ISA(国際サーフィン連盟)が、2020年東京オリンピックの追加種目として、サーフィンをIOC(国際オリンピック委員会)に申請したということなので、その内容についてお届けします。


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IOCに応募した団体は、ワールドツアーを運営するWSL(ワールド・サーフ・リーグ)ではありません。今回、IOCが応募を受け付けたのはIOCが承認する団体のみであり、元々サーフィンをオリンピック競技にと考えていたISAは、IOC承認団体だったためです。

IOC会長によると、追加種目に求める要件の一つとして「若者にアピールできるスポーツ」を上げています。その点に対し、ISAのプレジデントは「サーフィンこそがピッタリ」と意気込んでいるようです。

審査の流れですが、まずは書類審査として、国際的な人気や入場券収入の見通しといった点などから絞込みが行われます。2015年6月22日には絞り込みが終わり、その後、通過した団体からヒアリングを行い、最終的には、2016年リオ五輪の開催前には、追加種目が決定されるとのこと。

オリンピックにおける横乗りスポーツを考えて見ると、先駆者となったのは、冬季オリンピックのスノーボード。1998年に日本で開催された長野オリンピックでの事です。同オリンピックにて、スノーボードの大回転とハーフパイプの二種目が、正式種目として採用されました。

その後、冬季オリンピックにおけるスノーボードの種目数は、当初の2つから、2014年ソチオリンピックの時点で5つにまで増えました。となれば、競技人口が増え、スポーツとして活性化している事が分かります。

サーフィンもまた、スノーボードと同じような軌跡を辿りたいとISAは考えていると思います。ただ、サーフィンは波がなければ開催できません。通常のコンテストでは、ウェイティングピリオドと呼ばれる一定期間が設けられ、その期間内で最もコンディションの良くなる数日で開催されています。

つまり、コンテストがいつ開催されるのか、事前に日程を確定できないのです。となると、追加種目に対するIOCの審査基準の一つとなっている「入場券収入の見通し」については、厳しいとしか言えませんね。そもそも、ワールドツアーイベントでさえ、観戦するための入場券はないので(リップカール・プロ・ベルズビーチを除く)。

ただ、これらの問題を解消する策が、一つだけあります。それは、人工波を発生させるウェイブプール。サーフィンがオリンピック競技になるための条件として、クオリティの高いウェイブプールの必要性は、以前から話題となっていました。

現時点での世界のウェイブプールに目を向けると、ワディ・アドベンチャーサーフ・スノードニアであれば、十分にコンテストを開催することも可能でしょう。ただし、夏季オリンピックの会場毎に、ウェイブプールを新設していくことは、現実的ではないかと思います。

果たして、サーフィンはオリンピック競技となりえるのか?特殊なスポーツであることから、ハードルは高いと思いますが、サーファーとしては気になるところです。

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