アイルランドでサーファーに直撃となるドナルド・トランプ米大統領候補の「壁」問題が勃発

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共和党の大統領候補でありながら、過激な発言が物議を醸している不動産王のドナルド・トランプ氏。

「メキシコとアメリカの国境に壁を建設する」との発言はあまりに有名ですが、直接サーファーに影響がある内容ではありません。しかし、トランプ氏によるアイルランドでの「壁」の建設を巡り、サーフィン界では反対運動が展開されています。

今回の記事は、アイルランドにおける「ドナルド・トランプ」vs「サーファー」となった壁問題の内容についてお届けします。


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問題となっている場所は、アイルランド西部でコンスタントに波がブレイクすることからサーファーに愛されているダウモアビーチ。このビーチに隣接しているのがトランプ氏のゴルフリゾート。

近年、ビーチの侵食などといった自然現象の影響から、トランプ氏のゴルフコースの内のいくつかのホールが打撃を受ける恐れがあるため、砂の移動を食い止めるためにダウモアビーチに壁の建設を考えているのです。

プランとしては、およそ20万トンの岩を使い、長さ2.8キロ、高さ4.5メートルの壁を建設しようとしています。建設予算は1,000万ユーロ(約11.4億円)ほどとのこと。

この計画に関して大きな問題は、自然の営みに人間が手を加えると、自然がバランスを崩すという点。サーファーにとって耳の痛い話題ですが、ビーチに人工物を建設すると、サーフスポットの消失に繋がるケースが多々あります。

現時点においては、トランプ氏側がダウモアビーチのあるクレア州に壁の建設許可を申請している段階ですが、すでにネット上でサーファーや環境保全グループによる反対署名運動が行われています。

反対されているトランプ氏側は、もしも建設許可が下りなければ、同エリアのゴルフリゾートは撤退すると強気な発言。というのも、ゴルフリゾートを経営していることで地元の雇用や税収など、クレア州に貢献している自負が強いためでしょう。

果たして、アイルランドのクレア州がどのような判断を下すことになるのか、大変関心が集まっている今回の一件。最終的な判断は、2016年12月に下される予定となっています。

反対署名運動ページ「Stop Trump’s Irish Wall

参照記事:「Save The Waves wants to stop Donald Trump’s Irish wall