オーストラリアのサンシャイン・コースト出身のジュリアン・ウィルソン(25歳)。2011年にツアー入りし、3年のキャリアながら、全ての年で一桁台のツアーランクをキープしています。ツアーイベントでの優勝は、2012年にポルトガルで開催されたリップカール・プロのみなので、平均成績がとても高いという事ですね。

サーフスタイルは、幼い頃はロングボーダーとしてコンテストに出場していたため、レールの入れ方が上手いです。ジュリアンのボトムターンを見れば分かりますが、ボトムでひたすらレールを入れ続け、ここぞというセクションが現れると溜めていたパワーを爆発させます。

レールの使い方が上手いサーファーはパワーサーファーが多いイメージですが、ジュリアンは最先端のエアーも得意とします。ぜひ、2013年度ワールドツアー ハイライト3もチェックしてみてください。

ジュリアンと言えば、ゴールドコーストで開催されるワールドツアー初戦にはピンクのスプレーを施したサーフボードを持ってくるのが目を引きますね。ピンクのスプレーをするのには理由があります。

ジュリアンのお母さんは乳がんを患った経験があり、乳がんは検査を怠らずに早期発見できれば直るという事実を広めたいと思い、ピンリボン運動のピンクをボードに取り入れています。アイドル的な人気を誇るジュリアンが、こういった活動をすると、とても影響力があるので素晴らしいと思います。


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