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現地時間2018年4月3日(オーストラリア)、ベルズビーチをメイン会場としたメンズCT第2戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ(Rip Curl Pro Bells Beach)」とウイメンズCT第2戦「リップカール・ウイメンズ・プロ・ベルズ・ビーチ(Rip Curl Women's Pro Bells Beach)」が開催。

イベント五日目の本日は、メンズのラウンド3ヒート7~ラウンド4とウイメンズのクオーターファイナルまで終了となりました。

今回の記事は、リップカールプロ@ベルズビーチのイベントレポート、動画、今後の波予報などといったニュースをお届けします。


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リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ(Rip Curl Pro Bells Beach)

ラウンド3ヒート7からスタートした本日は、メインとなるベルズボウルでスタートしたものの、ラウンド3を終えるとウィンキポップへと移動しての再開となりました。

ラウンド3ではオープニングヒートに出場した現ワールドチャンピオンのジョンジョン・フローレンスがまさかの敗退。

対戦相手となったイズキール”ジーク”ラウの調子が良かったのは間違いないのですが、ジョンジョンがリズムに乗れていないのも顕著なヒートでした。

ラウンド3で注目だったヒートは「フィリペ・トレド」と「イタロ・フェレイラ」のブラジリアン対決。この二人が出場するヒートは気になるファンの方も多いのではないでしょうか。

新ジャッジ基準により採点が厳しい現状のシステムにおいても、やはりこの二人のヒートではエクセレントレンジが何本も出て、今回はイタロがヒートを制する結果に。

見せ場を作るという意味において、この二人がファンの期待に応えるサーフィンを見せるのは「ヒートに勝つ」ことと同じくプロフェッショナルである事を感じます。

ラウンド3のその他ヒートでは、トップシードの結果としてはジョエル・パーキンソン、アドリアーノ・デ・スーザ、エイドリアン・バッカンが敗退となりました。

ラウンド4はウィンキポップに移動して開催となったのですが、ショルダーバキバキの高速ウォールといった本来のウィンキポップとは異なるコンディションでの開催。

ベルズボウルに似たようなコンディションというトリッキーな波がブレイクする中、ウェイド・カーマイケル、マット・ウィルキンソン、コナー・コフィン、ジェレミー・フローレスが敗退。

今回で引退となるミック・ファニングは、ラウンド4では1位通過を果たす好調なサーフィンをキープ。また、引退するにも関わらず、今回の結果によってはCTランクトップに踊る出る可能性も秘めているそうです(笑)。

本日の結果

ラウンド3

今後のヒート表

リップカール・ウイメンズ・プロ・ベルズ・ビーチ(Rip Curl Women's Pro Bells Beach)

メンズのラウンド4終了後、スタートとなった本日のウイメンズ。ヒート1では、共にベルズイベントでの優勝経験がある「シルヴァナ・リマ」と「カリッサ・ムーア」の好カード。

余談ですが、シルヴァナは身長154センチ体重49キロとウイメンズCTサーファーの中では圧倒的に小柄で、以前にベルズで優勝した際、優勝者はベルを高々と持ち上げて鳴らすのですが、ベルがシルヴァナには重すぎてフラフラしていたのが記憶に新しいです。

そんなシルヴァナは現ウイメンズCTサーファーの中で最年長の33歳ではありながら、今イベントではプログレッシブなサーフィンがジャッジ基準にハマり、カリッサを破る結果に。

逆転を確信したラストライド後、ブラジリアンサーファーらしく感情を爆発させていました。

シルヴァナ・リマの7.27

ヒート2では、ウイメンズCTサーファーの中では珍しいグーフィーフッターながら過去にはCTランク4位になったこともあるタティアナ・ウェストン・ウェブが本日のシングルハイエストスコアをマークしてラウンドアップ。

タティアナ・ウェストン・ウェブの8.00

ヒート3ではツアールーキーのキャロリン・マークスが再びの活躍で、昨年QSチャンピオンのジョアン・デフェイを破る番狂わせを起こすことに。

もはや番狂わせといった感じでもありませんが・・・。ここまで強いツアールーキーの出現はカリッサ以来のような感じがします。

キャロリン・マークスの7.67

ラストヒートに出場したステファニー・ギルモアは、安定のライディングでセイジ・エリクソンを撃破。

ステファニー・ギルモアの7.33

次なるセミファイナルで6×ワールドチャンピオンのステフが対戦することになるのが、ルーキーのキャロリン。二人のスタンスが違うという点から、どのようなスコアリングになるのか非常に楽しみなヒートではないでしょうか。

本日の結果

今後のヒート表

ハイライト動画

波予報

今後の予定としては、明日4日と明後日5日の予報と似たり寄ったりとなっています。4日はフェイスで最大セットが7フィート、5日が最大セットが8フィートプラス。

両日共に午前中がクリーンコンディションで、午後になるとオンショアが入って来る見込み。ただし、4日はオンショアがそれほど強まらない予報となっています。

コンディションによりけりですが、明日4日を最終日にして終わらせる可能性も十分にあるのではと思います。

まとめ

サマータイムが終了した現在の日本とベルズビーチ(オーストラリア)の時差は1時間。現地時間の午前7時スタートの場合、日本時間は午前6時となります。

公式サイト「Rip Curl Pro Bells Beach

公式サイト「Rip Curl Women's Pro Bells Beach

2018年リップカールプロ@ベルズビーチ過去記事