年々、増加の一途を辿るオーストラリアWA(西オーストラリア)州でのシャークアタック被害。行政は殺処分に踏み切ろうとするものの、住民からは強い反発に見舞われたりと八方塞がりな状況が続いています。
そんな中、西オーストラリア大学海洋研究所とSAMS(Shark Attack Mitigation Systems)が手を組み、科学的なデータを用いたウエットスーツ製作に乗り出しました。具体的には、海の中にいるサメにとって、人間はどのように見えているのかというデータを集め、色、形、サイズを組み合わせることで、視覚的効果で気付かれにくくさせるというもの。
開発されたウエットスーツは、第一弾がスイマーとスノーケリングを楽しむ人用。そして、第二弾がサーファー用となり、サーファー用の開発にはフリーサーファーのクレイグ・アンダーソンも加わったそうです。サーファー用にはさらに、ウエットスーツだけでなく、サーフボードに貼るステッカーまでも開発されました。
気になるお値段は、ウエットスーツが469豪ドル、サーフボード用ステッカーがボードサイズに応じて88~115豪ドルと値幅が異なります。
最後に重要な事ですが、このウエットスーツを着ていても、絶対に安全というわけではないので、サメを見つけたら速やかに海から上がるようにとの事です。サメは、嗅覚も鋭いというので、効果のほどはどうなのでしょうか!?
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