現地時間8月19日(タヒチ)、2014年度ASPメンズワールドツアー第七戦ビラボン・プロ・タヒチのラウンド2ヒート11まで開催されました。波のサイズはフェイスで8~12フィートで、昨日よりはサイズダウンしたダブルオーべーヘッドほどでした。
コンディション的には波数が少なく、本数の少ないセットを確実にメイクできるかどうかが鍵となり、ヒートによってはトータルスコアが20点満点中10点に満たないヒートもあったりと難しい展開となりました。
そんなコンディションの中、早くも、ジョーディ・スミス、ジュリアン・ウィルソン、アドリアーノ・デ・スーザという上位陣が姿を消すことに。初日のモンスターウェイブでは数々の激しいワイプアウトがあり、ワールドツアーサーファーは何気ない様子でラインナップに戻っていましたが、彼らをもってしても平気なわけがありません。ジョーディは、今朝起きたら全身に痛みがあり、特に首と足は相当負傷していたようです。そりゃそうですよね・・・。
本日勝ち上がったツアールーキーのミッチ・クルーズは、興味深いコメントを残しています。「パソコンでライブ映像を見ていると、なんであの波にチャージしなかったなんて思ってるギャラリーもいると思うけど、実はボトムにはリーフがむき出しになっている事もあって、行きたくても行けないこともあるんだ」とのことです。エクストリーム過ぎますね・・・。また、昨日の波はむちゃくちゃ怖かったと素直な感想を残しています。
ミッチのように恐怖心を覚えるサーファーがいる一方、本日は対戦相手のトラヴィス・ロギーが怪我により不戦勝でラウンドアップしたCJホブグッドは、サイズダウンした今日の波(それでもダブルオーバーヘッドはあるコンディション)を見て、「明日はもっとサイズアップしてほしい」と口にしています。また、昨日は最大級セットに乗り、ポジションがディープ過ぎて散々に巻かれたオーウェン・ライトは、「ひどく巻かれたけど、それも楽しいね」などと話しています。クレイジーですね・・・。
気になる今後の波予報ですが、明日は午後からまたサイズアップし、最大で再びトリプルオーバーヘッドほどになる予報です。また、明日の午後から入るスウェルは、明後日の午前にはピークに達する予報。そのため、明日と明後日は、再び開催されるのではないでしょうか。もしくは、現地時間の日曜日にさらに新たなるスウェルが入るとの事で、日曜日を最終日とし、明日はサイズアップする午後からのスタートとなるかもしれません。
今回は、初日のワイプアウト特集も併せて載せておきます。
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