昨日、サーフィン界で激震の走ったリカルド・ドス・サントスが三発の銃撃を受けた事件。病院で24時間に及ぶ懸命の治療が行われましたが、24歳という若さで他界することとなりました。
ブラジル軍警察の公式声明によりますと、容疑者は25歳の軍警察官、そして、その軍警察官の17歳の弟ということ。二人はすでに拘束され、ドラッグテストを受けているという事です。
リカルドは、昨日の記事でもお伝えした通り、ブラジルを代表するビッグウェイブサーファーであり、ビッグウェイブならば時間の限られたコンテストでも強さを発揮したサーファーでした。
ビラボン・プロ・タヒチでは2度に渡ってトライアルを勝ち上がり、2012年には、同イベントを通してベストパフォーマンスを見せたサーファーに送られるアンディ・アイアンズ特別賞(Andy Irons Forever Inspiration Award)まで受賞。並み居るワールドツアーサーファーを抑えての偉業です。
今後のさらなる飛躍が期待された24歳での悲劇。全く死ぬ理由などなかったのに、突如として人生を終えてしまったことの悔しさ。心より哀悼の意を表します。
最後に、リカルドの死後、家族が発表した声明をお届けします。
「リカルドは他界しました。とても密度の濃い24年という人生でした。そのため、我々家族にとって、今は非常に辛い気持ちで一杯です。ただ、天国でアンディ・アイアンズと一緒にバレルを楽しんでいると信じています。これまでサポートしてくれたみなさまへ、感謝の気持ちをお伝えします。また、リカルドの人生やキャリアにおけるあらゆる出来事にも感謝しております。リカルド本人も、感謝の気持を抱いていたことを最後にお伝えします」