世界最長レフトがブレイクすると言われるチカマを筆頭に、ロングレフトの宝庫である南米ペルー。今回のケパは、世界最古のサーフボードにまつわるストーリーを学び、実際に乗ってみて、サーフィンのルーツを辿る内容となっています。
古くは現地の言葉でママペ(Mamape)と呼ばれていたチカマ。ママペの意味は、永遠にブレイクする波(never ending wave)です。となると、昔も今も同じよう、スーパーロングレフトがブレイクしていたと言う事ですね。
そんなチカマで、世界最古と言われるサーフボードがトトラ・ホース(Totora Hourse)。トトラと呼ばれる葦を素材にして作ったボートです。ただ、当初はボート代わりの乗り物で、サーフボードとして使用されるものではありませんでした。世界最古と言われているので、それ以前にサーフボードなど存在しなかったので。
トトラで初めて波に乗ったサーファーが登場したのは、およそ5,000年前とのこと。初サーファーは13歳の少年で、意図的ではなく、たまたま波に乗ってしまったと言います。まるでペリカンになったような気分で「空を飛んでるみたいだ」と興奮を覚え、それからサーフィンの虜になったそうです。
初めて波に乗った時、誰もが感じるあの浮遊感。その感覚は、5,000年前も今も変わらないという事ですね。ケパの旅は、まだまだ続きます。
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