2009年からワールドツアーイベント「リップカール・プロ・ポルトガル」が開催されるようになったり、近年ではビッグウェイブエリアとしても注目を集めるポルトガル。
そんなポルトガルでは昨年2014年、サーフィン史に刻まれる3つのセッションが繰り広げられました。そこで今回の動画は、3セッションをフラッシュバックする映像となります。
スタートは0:50~からのセッション。ケリー・スレーターが、世界初となるフロントサイドのエアリバース540をメイクしたセッションです。波のリップから飛び散る飛沫を見ると分かりますが、風はオフショア。
エアーが得意なモダンサーファーは、オンショアこそがエアー向けの風と言います。リップから飛び出した時、沖合から吹き付けるオンショアが、板のボトムに吹付け、足に対してボードを押し付けてくれる効果があるためです。なので、ケリーは不利なコンディションの中でメイクした事になり、さらに難易度の高さを増しているとも言えますね。
続いては、2:00~からのスラブセッション(スラブとは、バレルの一種でチョープーのように底ボレするタイプ)。これは、ケリー、セバスチャン・ジーツ、アリッツ・アランブルが、ポルトガルでのツアーイベント最終日に行ったセッションです。
ボトムからほとんど海水が隆起しているので、とんでもなくパワフルなブレイクを見せるだけでなく、水深はほとんどないことでしょう。実際、海面をよく見ていると、ドライリーフになっているセクションもあり、危険過ぎるコンディションです。
ラストは4:20~からのビッグウェイブセッション。近年、大注目を集めるナザレです。この地で、ギャレット・マクナマラが以前に世界最大の波に乗り、ギネス世界記録に認定されました。
そして、昨年2014年の映像のセッションで、今回はベンジャミン”サンチョ”サンチスが、さらに大きな波に乗り、ビッグウェイブのギネス未公認ながらも記録を更新しています。
いずれもヤバ過ぎる映像で、ポルトガルに秘められたポテンシャルの高さが分かりますね。ただ、ケリーのエアーセッション以外は、一般サーファーには見ているだけでお腹いっぱいなので、ポルトガルを狙おうとは思わないかもしれませんが・・・。
上記3セッションの関する過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
リップカール・プロ・ポルトガル最終日に行われていたスラブセッション
リップカール・プロ・ポルトガル最終日に行われていたスラブセッションPart2
過去最大級クラスにまでサイズアップしたナザレでのサバイバルセッション
ギネス記録更新となる108フィートの波に乗ったサーファー:ベンジャミン・サンチス
スポンサーリンク
https://vimeo.com/120139917
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 8,197