現地時間5月1日(チリ)、今シーズンのBWT(ビッグウェイブツアー)第一戦となった「クイックシルバー・セレモニアル」が、プンタ・デ・ロボスで開催され、昨シーズンのBWTワールドチャンピオンのマクアカイ・ロスマンの優勝で幕を閉じました。
当初、4月30日午後にビッグスウェルがピークに達する予報となっていたため、午後にファイナルを開催させる進行予定となっていた同イベント。しかし、スウェル到来が予報よりも遅れました。
そのため、BWTイベントは一日限りのコンテストではありながら、4月30日午後にラウンド1のみを開催し、残りのセミファイナルとファイナルは5月1日午前開催という変則的な進行となりました。
WSL体制となって2シーズン目のBWT。しかし、WSL体制となる前からビッグウェイブのワールドツアーは存在し、同イベントもツアーイベントとなっていました。しかし、規定サイズ以上のスウェルが入らないと開催されません。そのため、今回の開催は、実に4年振りの開催ということです(最後に開催されたのは2011年)。
同イベントにおいて、個人的に気になっていたのは、ワールドツアーサーファーであるジョシュ・カーの参戦。BWT運営サイドとしては、WCTサーファーの参加も受け入れていて、昨シーズンはケリー・スレーターに参加枠が与えられていました。
しかし、ツアーイベントとの兼ね合いから参加できなかったケリーは、自身に与えられていた参加枠を放棄したため、ジョシュに出場権が渡ったとのこと。そんなジョシュが参加するのかどうかは疑問でしたが、開催前に、ジョシュはインスタグラムで以下の投稿をしました。
この投稿には、「BWTイベントに向かうよ。ボードは9'0と10'0」とキャプションが付けられていました。この投稿を見て、本当に参加するんだと分かりました。しかし、結果はラウンド1での敗退。
ただ、言い方は悪いかもしれませんが、この結果は良かったのかと思います。というのも、WCTサーファーがBWTイベントで優勝してしまったら、ビッグウェイブサーファーの存在意義が疑問視される可能性もあったので。
また、この結果により、ビッグウェイブサーファーとWCTサーファーの方向性が異なることも分かったので、ビッグウェイブサーファーに対するリスペクトの気持ちが、より深くなった人も多いのではないでしょうか。
イベントの詳細については、下記リンク先から参照して見て下さい。
2015年4月30日 BWTイベント「クイックシルバー・セレモニアル」開催決定
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ファイナルのダイジェスト映像
https://youtu.be/knFDiu-8YUw
9.7ポイントライド@セミファイナルbyラモン・ナヴァロ
https://youtu.be/ogTaAdi4JKw