スペインを代表するサーファーとして、ワールドツアーを転戦していたアリッツ・アランブル「Aritz Aranburu」(29歳)。残念ながら、昨年2014年シーズンは最終ランク27位となり、ツアー落ちする結果となりました。
オアフ島ノースショアのワイメアで開催される招待制ビッグウェイブイベント「エディ・イベント」にも招待されるほどのビッグウェイブサーファーなので、ビッグウェイブを狙うフリーサーファーに転身するかと思っていましたが、今年もWQSイベントに参戦しているので、再びのツアー入りを視野に入れているのかと思います。
今回の動画は、そんなアリッツによるタヒチでのフリーサーフ映像となります。タヒチと言えば、スラブ(slab:底ボレするバレル)のチョープーという事で、撮影の舞台はチョープーとなっています。
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映像の中で特筆すべき点は、ストールのやり方ではないでしょうか。ストールとは、バレルになるような波だとパワフルで加速し過ぎてしまうため、スピードを失速させるテクニックです。
一般的によく見るストールと言えば、フロントサイドだと片手を波のフェイスに突っ込む映像をよく見るかと思います。最近では、片手だけではなく、両手を突っ込むサーファーも多いですね。
バックサイドだと少し異なり、映像の1:09~のよう、下半身を使ったストールが増えています。先日、海外メディアでジョンジョン・フローレンスのバックサイドバレルのシークエンス写真があり、ジョンジョンの解説がありました。
内容としては、太ももとお尻を波に押し当て、ストールさせているというものでした。確かに、ジェイミー・オブライエンなんかも、似たような体勢でストールさせていますね。
昔ながらのストール方法なのか、最近の流行なのか分かりませんが、波の形に完全にマッチさせた体勢は、効率が良いだけではなく、非常にスタイリッシュでカッコいいと思います。
アリッツ・アランブルの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
ポルトガル&フランスでのバレルセッション:アリッツ・アランブル