現地時間6月4日(フィジー)、2015年度ウイメンズWCT第五戦「フィジー・ウイメンズ・プロ(Fiji Women's Pro)」が終了しました。波のサイズは、最大セットでダブルオーバーヘッドほど。イベント全体を通して同じようなサイズで、波に恵まれましたね。
2015年度第五戦「フィジー・プロ」&「フィジー・ウイメンズ・プロ」予告編
2015年度ウイメンズWCT第五戦「フィジー・ウイメンズ・プロ」:初日ハイライト
2015年度ウイメンズWCT第五戦「フィジー・ウイメンズ・プロ」:二日目ハイライト
ラウンド4からスタートした本日。この時点で、カリッサ・ムーアとタイラー・ライトの二人が敗退という波乱からスタート。ここ数年、カリッサ、タイラー、ステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズの4名は、ほぼクオーターファイナルに進出していたので、意外な展開です。
今イベントにはステファニーは欠場しているため、4強の中で残ったサーファーはサリーのみ。イベントを見ている限り、4強以外で注目だったのは、カーヴィングのビアンカ・ビュイテンダグ、そして、バレルをメイクしまくるタティアナ・ウェストン・ウェブでした。
しかし、タティアナはクオーターファイナルで敗退。普段とは少し異なる顔ぶれが揃っていたものの、ファイナルでは、サリーvsビアンカという、勝ち残っていたサーファーでは予想通りのマッチアップとなりました。
ファイナルは蓋を開けてみれば、サリーが9.23と9.33ポイントを出し、ほぼパーフェクトに近いスコアで圧倒しました。ビアンカは、ファイナルでは実力を出しきれず敗退といった印象だったので、プレッシャーに押し潰されたのかもしれません。
ちなみに、サリーに関しては、ラウンド2のヒート終盤に、耳の鼓膜を破るアクシデントがあったにも関わらずの優勝。破れた鼓膜を保護するため、ヘッドバンドを装着した姿は痛々しくもありましたが、昨年に続いての優勝と、ビッグサイズでの強さを誇示しました。
今回の結果を受けて、ウイメンズのツアーランクトップ7は以下となりました。
ランキングが変動してきましたね。トップのカリッサと2位のコートニー・コンローグの順位は変わりませんが、カリッサの早期敗退により、ポイント差はかなり縮まりました。
今イベント優勝のサリーは、ランキングが3位にアップ。怪我により2戦連続で欠場しているステファニーは、8位までランキングを落としています。
ウイメンズの次なるツアーイベントは、カリフォルニアを舞台に7月27日からスタートするUSオープン。このイベントの頃には、さすがにステファニーも復帰してくるはずなので、楽しみにしたい所です。
今回のイベント詳細は、下記リンク先の公式サイトからチェックして見て下さい。
公式サイト「Fiji Women's Pro」
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本日の結果
・ファイナル
1 - Sally Fitzgibbons (AUS) 18.56
2 - Bianca Buitendag (ZAF) 14.40
・セミファイナル
Heat 1: Sally Fitzgibbons (AUS) 16.83 def. Lakey Peterson (USA) 3.33
Heat 2: Bianca Buitendag (ZAF) 18.40 def. Johanne Defay (FRA) 16.97
・クオーターファイナル
Heat 1: Sally Fitzgibbons (AUS) 17.06 def. Laura Enever (AUS) 11.34
Heat 2: Lakey Peterson (USA) 12.57 def. Tatiana Weston-Webb (HAW) 11.73
Heat 3: Johanne Defay (FRA) 13.00 def. Courtney Conlogue (USA) 4.26
Heat 4: Bianca Buitendag (ZAF) 18.03 def. Nikki Van Dijk (AUS) 9.57
・ラウンド4
Heat 1: Laura Enever (AUS) 13.67 def. Coco Ho (HAW) 9.00
Heat 2: Lakey Peterson (USA) 14.67 def. Carissa Moore (HAW) 14.60
Heat 3: Johanne Defay (FRA) 18.60 def. Tyler Wright (AUS) 10.76
Heat 4: Bianca Buitendag (ZAF) 14.70 def. Malia Manuel (HAW) 12.36
*ファイナルのダイジェスト映像