ボトムが砂のビーチでありながら、一度スウェルが入れば、ホローなバレルを形成することで知られる南フランスのホセゴー(Hossegor)。ワールドクラスの波がブレイクすることから、サーフタウンといった印象があります。

しかし、実際にはサーフィンで盛り上がるのは夏前後だけとのこと。冬になると、強烈なストームが沿岸エリアで猛威を振るうため、ホセゴーはゴーストタウンさながらと化すそうです。

今回の動画は、そんなホセゴーで今年一番のスウェルが押し寄せた際の映像となります。撮影されたのは、冬も終了間近の頃とのこと。


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登場するサーファーは、世界で最も大きな波に乗ったサーファーのサンチョこと、ベンジャミン・サンチス「Benjamin Sanchis」(33歳)とローカルサーファーたち。

ヨーロッパが世界に誇るサーフスポットだけあり、ホレ方はまるでチョープー(タヒチ)と同じくらい、ボトムから巻き上げています。しかも、ビーチブレイクなので、ライトとレフトの両方あり。

ただ、動画前半のバレルを見ていると、リップの厚みから、相当に危険であることが分かります。変なワイプアウトしたら、簡単に背骨など折れてしまうほどのパワーがあるはずですし。

サンチョ以外のローカルサーファーは、この波にチャージしてもスポットライトが当たるわけではないのですが、ここまで危険に身を晒しているというのは、サーフィンが自然相手にした特殊なスポーツである所以かもしれません。

ベンジャミン・サンチスの過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。

ギネス記録を超える108フィートの波に乗ったサーファー:ベンジャミン・サンチス

Where is Sancho@メンタワイ諸島

Where is Sancho?:今シーズンのフランスで当てたビッグウェイブ特集

ヨーロッパトップクラスのビッグウェイブサーファーのサンチョが攻めるトドス・サントス