昨年2014年のエイプリルフール、11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーター「Kelly Slater」(43歳)が発表してビッグニュースとなった、長年に渡るメインスポンサー「クイックシルバー」との契約解消。
クイックシルバーを離れたケリー・スレーターの今後の展望とは?
契約を解消してまで、ケリーが取り組みたかった事は、自身が手掛けるメンズアパレルブランド「Outerknown(アウターノウン)」の立ち上げです。
ケリーは、パートナーにジョン・ムーア(アメリカでGQ誌による2014年メンズウェアデザイナーの一人に選ばれたデザイナー)を選び、ブランド始動に力を入れていました。
今回の記事は、満を持してアウターノウンのオンラインショップがスタートしたので、商品内容や商品作りといった内容についてお届けします。
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ケリーが同ブランドを立ち上げようと思ったきっかけの一つは、持続可能なやり方でアパレルを製造したいと考えたためです。現代社会ではよく使われるワードの持続可能(英語ではsustainable)。
資源には限りがあります。そして、従来のアパレル製造には資源を利用していましたが、限りある資源は、いつの日か枯渇することになります。そこで、資源を枯渇させたり、環境破壊をせずに、アパレル製造を行う方法こそが持続可能なやり方というわけです。
実際にどういった手段を取るかというと、ケリーが取り入れたのは、イタリアを拠点にするグループ企業「Aquafil(アクアフィル)」の「Econyl」。Econylとは、使い古された漁網といった廃棄物から生み出す一級品のリサイクルナイロンです。
ただし、これほどまでに素材にこだわっているとあり、アウターノウンの全商品は、少し高めの値段設定となっています。しかし、そうまでしても、将来へと自然を残していきたいケリーの意気込みが伝わってきます。
具体的な値段としては、Tシャツ部門で最安となる無地のポケット付きTシャツで78ドル、長ズボンなら最安のチノパンが185ドルほどです。
アパレルのデザイン全般は、「流行に左右されず、気に入って長く使ってもらいたい」というケリーの意向が反映され、極めてシンプルなデザインとなっています。
現時点において、オンラインショップから商品の発送はアメリカ国内のみとなっているため、日本国内への発送は受け付けていません。ただ、ケリーのブランドなので、すぐに日本でも購入可能となることでしょう。
私としては、同ブランドではサーファーをライダーとして抱えるのか、ウエットスーツスポンサーの付いていないケリーは同ブランドからウエットスーツをリリースし、ケリー本人が広告塔となるのかなど、今後の動向が非常に気になります。
詳細については、下記ブランド公式サイトからチェックして見て下さい。
公式サイト「Outerknown」