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via vimeo

ビッグウェイブシーンにおいてハイパフォーマンスサーフィンと呼ばれるバレルライディング。

そのビッグバレルの現時点における世界最高峰サーフスポットと言われているのがハワイのマウイ島ジョーズ。

そのジョーズをホームブレイクと呼び、過去何年にも渡ってバレルチャージを繰り返して来たのがマウイボーイズの一人でありイノベイティブサーファーのアルビー・レイヤー「Albee Layer」(28歳)。

今回の動画は、アルビー・レイヤーによる過去のジョーズチャージを振り返るハイライト映像をお届けします。


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アルビーと言うと、アーリーウープのダブルスピンやマックツイストの世界初メイクといったエアリアルサーファーのイメージが強いものの、ビッグウェイブチャージも世界トップレベル。

過去にはエディイベントをスキップしてジョーズに入り、ジョーズ史上最長バレルをメイクしたりと記憶に残る伝説を刻んでいます(その後のエディイベントには一切招待されなくなりましたが…)。

そんなアルビーによるライディングをアルビー本人が編集して作った今回の動画。

動画概要欄には、ビッグウェイブチャージの弊害などにも触れていて、内容は以下となります。

ジョーズでのビッグウェイブイベントで脳震盪を起こして、あれから1カ月以上経つのに未だにどれほど回復したのかも分からないんだ。

何人かの医師に「僕が過去5~10年の間に行ってきたことをこれから先も続けて良いのか?」って聞いてみたら、慢性外傷性脳症(CTE)かその他の脳関連の合併症になる可能性が高いって指摘されたよ。

医師に話を聞く前に今回の動画編集を計画していたから、タイミングが重なったなって思ったね。

過去数年のハイライトやスラム(メチャクチャ巻かれること)を振り返ると、大きな質問が頭に浮かんできた。「僕がやってきたことって、それだけの価値があることなのかな?」って。

肉体的にも精神的にも苦痛をもたらし、後々の人生に影響を及ぼすレベルだけど。その答えを知りたいけれど分からない。

一つ言えることは、脳震盪から回復すればビッグウェイブサーフィンへと戻るつもり。だからこそ、この動画は僕自身にとってのセラピーのようなものなんだ。

ビッグウェイブのパワーを考えると、波に巻かれている時のサーファーの状況は命を削られていると言っても過言ではないでしょう。

決してビッグマネーを得るわけでもなければ、一本のビッグウェイブに乗って一晩でビッグスターになれるわけでもありません。

それでも自身を酷使しながら繰り返すチャージ。完全に自己満足のためのチャージですが、それが見るものを熱くさせるのも事実。

アルビーのこれまでのジョーズにおけるチャージを是非ともチェックして見て下さい。

アルビー・レイヤーの過去記事