今月頭、ついにオープンとなったイギリスのサーフ・スノードニア(Surf Snowdonia)。ウェイブガーデン(Wavegarden)の技術を用い、人口的に波を発生させるウェイブプールです。
現在、東京五輪の追加種目として最終選考に残っているサーフィンを、オリンピック競技として成り立たせる鍵となっているウェイブプール。もしも、サーフィンがオリンピック競技入りする事になれば、人口波を発生させる装置として、現時点において第一候補に上がるのがウェイブガーデンでしょう。
そんなウェイブガーデンを使用するスノードニアにて、やはりと言うべきか、サーフコンテストの開催が発表されました。そこで今回は、同コンテストの内容についてお伝えします。サーフィンが五輪に追加されれば、このようなコンテストになるとの指標になりそうなイベントと言えますね。
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イベントを主催するのはレッドブルで、イベント名は「レッドブル・アンリーシュド(Red Bull Unleashed)」。コンテスト開催日は、9月18~19日となります。東京五輪の追加種目決定が9月末なので、オリンピックへのアピールも狙っているのではないでしょうか。
2020年東京五輪の追加種目に選ばれるチャンスがサーフィンにはあるのか?
招待制イベントとなる今回は、総勢24名のサーファーが参加。内訳としては、4名がローカルとなるイギリス出身サーファー、残り20名がインターナショナルサーファー。
イベントフォーマットはユニークで、各サーファーは最大で5本の波に乗り、シングルベストスコアで競うことになります。通常のコンテストだと、2本のベストスコアの合計で競っているので、大きな違いですね。
また、従来のコンテストとの違いで言えば、今回のイベントでは、観戦するにはチケット代がかかる点。2,500席が準備され、チケット代は8ポンドとのこと。この辺は、オリンピックを意識しているような気がします。
同イベントの日程は、トレッスルズ(南カリフォルニア)でのワールドツアーイベントのウェイティングピリオドと重なっているので、出場するのはフリーサーファーやWQSサーファーになるでしょう。
そして、海でのコンテストと異なり、波運などは一切関係ないマシンブレイク。そのため、ターン勝負ではあまり違いが出ないと思うので、エアリアル勝負になるのではないでしょうか。
今後、世界中でウェイブガーデンを使ったウェイブプールが建設予定にあります。そこで、従来のコンテストとは異なり、波運もなければプライオリティもない平等というルールの基で、サーフコンテストが成り立つのかどうか、注目のイベントになるかと思います。
今回の動画は、スノードニアがオープン後、GoProのCEOを務めるニック・ウッドマンとプロサーファーのカラニ・ロブが、スノードニアを訪れた際の映像となります。
スノードニアに関する過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。
オープン間近!イギリスのスノードニアでウェイブガーデンを初テスト稼働