昨日9月5日、スペインで開催されていたウイメンズのQS6,000イベント(ウイメンズのWQSイベントでは最もグレードが高く、優勝者の獲得ポイントは6,000ポイント)が終了。
残るWQSイベントは、11月にチリで開催されるQS1,500イベント(優勝者の獲得ポイントは1,500ポイント)のみ。
つまり、QS1,500イベントで優勝しても、さほどランキングには変動が無いことから、現時点で今シーズンのウイメンズWQSランクは確定と言っても過言ではないでしょう。
今回の記事は、ウイメンズのWQSランキングから、来年のツアー入りを果たすサーファーをチェックしていきます。
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基本的な情報として、ウイメンズにおいて、来シーズンのワールドツアーサーファーとなる条件は、現ワールドツアーサーファーの中で今季ツアーランクのトップ10、WQSランクのトップ6、WSLが独自に選ぶワイルドカードが一名の計17名。
それでは、現時点のWQSランクをチェックしてみましょう。
この顔ぶれを見ると分かりますが、WCT入りの資格を得るトップ6は、ほとんど現ワールドツアーサーファーです。ウイメンズの世界は実力の差がはっきりしているので、WCTでトップ10入りできないサーファーであっても、WQSでトップ6に入ってWCTに残留するケースが多いのです。
そのため、新人サーファーがWCT入りすることは少ないですね。今シーズンのワールドツアーでは、初のWCT入りとなったのは、タティアナ・ウェストン・ウェブ一名のみですから。
さて、WQSランクのトップ6がワールドツアー入りと説明しましたが、WCTのトップ10とWQSのトップ6に入り、二重でツアー入りの資格を得るサーファーもいます。その場合、WQSの7位以降のサーファーが繰り上げでツアー入りを果たします。
今回のWQSトップ6のメンバーで言えば、現時点のワールドツアーランクでトップ10にいるのが、タティアナとマリア・マニュエルの2名。この2名がワールドツアーでトップ10に入れば、WQSからは2名分が繰り上げとなり、トップ8までがツアー入りの資格を得ることになります。
そのWQSトップ8の中で、来シーズンから初のツアーサーファーとなるのは、バルバドス出身のチェルシー・トゥアク「Chelsea Tuach」(19歳)とオーストラリア出身のキーリー・アンドリュー「Keely Andrew」(20歳)の2名。
キーリーは、怪我で戦線離脱しているステファニー・ギルモアのリプレイスメントとして、今季ツアーイベント第4~6戦に出場しているので、すでにツアーイベント経験があります。
一方、完全にツアーイベント初体験となるのがチェルシー。そこで、チェルシーがどのようなサーファーなのか、下記動画からチェックして見て下さい。