今年12月6日、オアフ島(ハワイ)ノースショアのパイプラインでワイプアウトし、意識不明となったエヴァン・ガイゼルマン「Evan Geiselman」(22歳)の事故。
非常に幸運にも、意識を失ったエヴァンを海で発見したのが2×ワールドボディボードチャンピオンのアンドレ・ボタ「Andre Botha」(35歳)であり、アンドレの救助によりエヴァンは命を救われましたね。
今回の記事は、アンドレ・ボタの功績を讃え、オアフ島のホノルル市長/カーク・コールドウェルが表彰を行った内容についてお伝えします。
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表彰の場においても非常に謙虚であったアンドレ。「僕は自分自身がヒーローだなんて思ってないんだ。真のヒーローは、日々職務に従事しているライフガードや救急隊員だよ」とコメント。
エヴァンを救助した際の状況については、以下のように語っています「エヴァンの顔は真っ青で、白目をむいていたんだ。岸に辿り着いた時には口から泡を吹いていたから、助かるかどうか分からなかった」。
控えめなアンドレに対し、ホノルル市長は「我々はみなヒーローになりたいと願っている。それは私も同じ。でもね、そういった局面に居合わせるまで、ヒーローになれるかどうかは誰にも分からない。君は出来る限りのことをしようと行動を起こした。だからこそ、我々にとってヒーローなんだよ」と賛辞を送りました。
アンドレの救助がなければ、おそらく命を落としていたであろうエヴァン。まさに、アンドレ=レジェンドなのですが、それだけでハッピーエンドといった内容にすべきではないのかと思います。
今回の事故を機に、水難事故の応急救護の重要性を広めたり、もしもに備えた意識を高める必要があるのかと考えさせられました。サーファーにとって海は遊び場であり、悲しみに暮れるような場所ではないので。
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