トム・カレン S-Wings

元WCTサーファーで2016年2月にはFireWire(ファイヤーワイヤー)サーフボードから自身のボードデザインをリリースするロブ・マチャド「Rob Machado」(42歳)。

ショートボーダーというバックグランドを持ちながらロングボーダーへと異例の転身を果たし、現在はアシンメトリー(左右非対称)デザインで有名なサーファー/シェイパーのライアン・バーチ「Ryan Burch」(27歳)。

言わずと知れた3×ワールドチャンピオンであり、ワールドツアー引退後はツインフィンのリバイバルブームの火付け役となったり、サーフボードに対する関心が尽きないトム・カレン「Tom Curren」(51歳)。

今回の動画は、サーフィン界においてオリジナリティ豊かな上記3名が、思い思いの個性的なボードでフリーサーフする映像をお届けします。


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登場順に説明すると、まずはロブ・マチャド。デッキにマゼンタカラーの入った特徴的なボードは、ジョージ・グリーノウのボトムデザインをロブなりにアレンジしたモデル。

素材はエポキシで、フィンはツインフィンのセットアップにトレーラーフィンを装着。ボードサイズは「5'3 x 19 x 2 1/4」。

続いてもロブ。今度はデッキにカラーが施されていないボード。ロブお気に入りという同ボードのサイズは「5'5 x 18 3/4 x 2 1/4」。エポキシ素材で、フィンはスタンダードなスラスター。オールラウンド系といった感じですかね。

ロブの後に登場するのはライアン・バーチ。ライアンが乗っているボードモデルは「Squit Twinny」で、ボードの長さは4'11というミニボード。

最後はトム・カレン。トムだけはセルフシェイプではないのですが、強烈な印象を与えるボードに乗っています。先日、トムがスキムボーダー界の異端児/ブラッド・ドンキーにフィンレスボードの手ほどきを受ける記事をお届けしました。

急がば回れを実行するトム・カレンのフィンレスボード特訓動画@メキシコ

その際、ブラッドから本人モデルのスキムボードをプレゼントされたそうです。ただ、そのまま乗らないのがトム。トムは、スキムボードにフィンを装着するカスタマイズを加えたのです。フィンレスじゃなくなってしまうのですが・・・。

しかし、一般的なフィンを使用しないのがトム流。よく見ると風変わりな形をしています。このフィン、以前に紹介した「S-Wings」というもの。

近日販売となる従来のフィンを凌駕する革新的フィン「S-Wings」

トムと言えば、ケリー・スレーターのボードブランド「スレーターデザインズ」にボードを提供するトモこと、ダニエル・トムソンの奇抜なボードにいち早く目を付けて乗っていましたね。

カレンやケリーも気に入る盟友トモのボードで来年はツアー入り!?:スチュアート・ケネディ

こういった様子を見ると、トムは無口でありながらサーフィンへの情熱が誰よりも熱く、自身が乗る道具に関してはオープンマインドである事が分かります。

今回の出演サーファーの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

セルフシェイプしたボードでフリーサーフ:ロブ・マチャド

現代版アライア「ラビッツ・フット」を乗りこなすライアン・バーチ

今年2015年の開催が見送られたリップカールカップ@パダン&トム・カレン動画

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