同じハワイアンとして、オアフ島出身のジョンジョン・フローレンスに匹敵する存在と考えられるマウイ島出身のアルビー・レイヤー「Albee Layer」(24歳)。その理由は、フリーサーファーでありながら、ビッグウェイブとエアリアルに滅法強いオールラウンドサーファーであるため。
昨年12月に開催されたBWTイベント「ピアヒ・チャレンジ」で準優勝、ウェイブプール「サーフ・スノードニア」でのイベントで優勝、世界初のダブルアーリーウープをメイクしたりと並外れたスキルを見せつけています。
今回の記事は、残念ながら2月10日の開催が見送られたエディイベントの招待サーファーであったアルビー・レイヤーによる、エディ開催のコールを受けてからのタイトスケジュール、そしてマウイ島ジョーズでの負傷までの内容をお届けします。
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まずは、2月10日(水曜)のエディイベントまでのアルビーの行動を、時系列にお届けします。
・2月8日(月曜):19時
北カリフォルニアにビッグスウェルが押し寄せた先週はマーヴェリックスでサーフしたため、カリフォルニアに滞在中だったアルビー。
ビッグウェイブイベント開催に十分過ぎるスウェルが届いたマーヴェリックス@2016/2/4
カリフォルニアでは携帯の電波が悪い場所にいたため、エディがグリーンアラートになった連絡を受けるのが遅れたと言います。
連絡を受けた時点で考えた事は、エディ用の長いボードが一本しかないので、マウイ島に戻ってバックアップボードを取り行かなければならない。
予定としては、翌火曜日16時のフライトでカリフォルニアを発ち、20時にマウイ島到着。ボードをピックアップし、21時のフライトでオアフ島へと飛び、それからノースショアに移動。
・2月9日(火曜):16時
カリフォルニア発のフライトが遅延。この時点で、21時に搭乗予定であったマウイからオアフへのフライトに乗れないことが確定。となれば、10日(水曜)の早朝便に乗るしかないけれど、早朝便は空席なし。
・2月9日(火曜):19時45分
カリフォルニア発のフライトが搭乗開始。搭乗直前、翌朝のマウイ~オアフのフライトに空席が出たので、10日の7時半発8時着のフライトを確保。
両親はすでにオアフ島入りしていたので、空港で拾ってもらい、ノースショア入りの予定。エディイベントは8時開催予定だったので、かなり際どい日程です。
・2月9日(火曜):20時
マウイ島行のフライトが離陸。
・2月10日(水曜):1時
マウイに到着し、サーフボードの準備。
・2月10日(水曜):2時
就寝前にブイ情報をチェックすると、エディの開催は無理じゃないかと頭をよぎる。
・2月10日(水曜):5時半
エディがキャンセルになると思いながら、車に荷物を詰め込んで空港に向かう。
・2月10日(水曜):6時15分
現地入りしてる仲間からキャンセルの情報を聞き、オアフ島行きもキャンセル。
このような背景があった後の10日(水曜)午後、アルビーはジョーズ(現地名:ピアヒ)でシェーン・ドリアンなどとセッション。そのセッションで派手なワイプアウトをしてしまい、病院送りとなりました。
そのワイプアウトが、下記動画の冒頭シーン。
病院に搬送されるほどのワイプアウトであり、激しい痛みを伴う捻挫を負ったものの、幸いにして骨折などはなく済んだそうです。そのため、翌朝にはすでに退院していたと言います。
ちなみに、アルビーが病院送りとなった一方、シェーン・ドリアンは今シーズンのベストと言われるほどのビッグバレルをゲットしたとのこと。それが、下記動画となります。
参照記事:「Albee Layer Knew Eddie Wouldn’t Go (and How He Might Have Missed His Heat)」