現地時間2月18日(ハワイ)、ビッグウェイブサーファーのブロック・リトル(Brock Little)が、先月自ら発表していた進行ガンの闘病生活の末、48歳で他界しました。
1967年にカリフォルニアで生まれたブロックは、3歳の時に家族の都合でハワイのオアフ島ノースショアのハレイワへ引っ越し、7歳でサーフィンを始めました。
若くしてビッグウェイブチャージャーの頭角を現し始めたブロックは、若干19歳であった1986年、ワイメアで開催されるビッグウェイブイベントのエディに出場して4位という成績を残します。
1990年のエディイベントでは、当時のビッグウェイブシーンでは珍しいバレルチャージまで見せ、2位という結果を残しました。まさに、命知らずなサーファーだったそうです。
その後のブロックは、ビッグウェイブサーフィンを続けながらも、命知らずな性格を生かしたスタントマンとしてハリウッド映画に出たり、サーフ雑誌への記事執筆を行っていたと言います。
そんなブロックが、進行ガンに冒されているとSNSを通じて自ら発表したのが先月のこと。
あまりにやせ細った姿に、サーフィン界は衝撃を受けました。この投稿には、ガンに冒されていること、現在は化学療法を行っていることを公表。「写真の人物が自分だなんて信じられない。鏡を見ても、自分じゃないように思うんだ」とも記していました。
そして上記写真の通り、「愛情に包まれて恵まれているよ」と最後となるSNS投稿した後の2月18日、48年の人生に幕を閉じました。
ケリー・スレーターはSNSで「少し前に、ブロックは家族や仲間に見守られながら安らかに眠ったよ」と投稿しています。
屈強なビッグウェイブサーファーが、若くしてまさかとのニュース。過去動画でニック・ヴォン・ラップが口にしていた「死に方は選べないから、生き方くらいは自分で選びたい」というセリフを思い出し、胸に突き刺さりました。
ご冥福をお祈りします。