人工的に波を発生させるウェイブプール。最近では、昨年末にケリー・スレーターのウェイブプールがお披露目となったり、大いに盛り上がりを見せています。
<速報>ケリー・スレーターのウェイブプール動画公開!本人ライディング映像付き
近年の商業ベースにおける先駆者はウェイブガーデン技術。ウェイブガーデン技術を導入したウェイブプールとして、昨年2015年に初オープンとなったのがイギリスのサーフ・スノードニア(Surf Snowdonia)です。
2015年8月1日にUKでオープン!ウェイブガーデン導入施設「サーフ・スノードニア」
今回の記事は、サーフ・スノードニアに続き、ウェイブガーデン技術を使用した2つ目のウェイブプールが今春、アメリカでオープン予定となっているので内容についてお届けします。
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大きな期待と話題の中、昨年誕生したサーフ・スノードニア。レッドブル主催のウェイブプールでのサーフイベントが開催されたりと盛り上がりましたね。
ウェイブプールで開催されたサーフイベント2015年度「レッドブル・アンリーシュド」
一方、ウェイブガーデンの不具合が相次ぐ問題も発生し、複数回に渡って一時閉鎖を余儀なくされました。屋外施設であるため、もともと冬は閉鎖予定でしたが、予定日を前倒しして閉鎖という残念なニュースもあったほど。
ウェイブガーデン故障により来春までの閉鎖を発表したスノードニア
さて、そんなスノードニアに続き、ウェイブガーデンを使用した2つ目のウェイブプールが米国テキサス州オースティンで今年の春からオープン予定となっています。施設名はNランド・サーフ・パーク(NLand Surf Park)。
そこで、オープン間近に迫った同施設の創設者でありCEOのダグ・クアーズへのインタビュー記事がありましたので、内容をかいつまんでお伝えします。
まずは、今回のような大規模な施設になると、オープン予定延期などは珍しくなのですが、ダグによると建設は予定通りに進行しているので春にはオープンできるとのこと。
同施設の大きな特徴は、サーフエリアとなるラグーンで使用する水は、100%雨水を利用するという点。しっかりと貯水場もあるので、どんなに雨が降らない期間が続いても雨水だけで賄えるサステイナブル(持続可能)な施設というわけです。
ウェイブガーデンと言えば、6フィートのバレルを発生させられるとの触れ込みがあったものの、スノードニアでは6フィートバレルを目にすることはありませんでした。
しかし、Nランドの波に関してダグは、波のサイズは1フィート、4フィート、6フィートを発生させるとのこと。つまり、ついに6フィート(ダブルオーバーヘッド)の人工波がお披露目となるわけですね。
スノードニアとの違いは、人工波がブレイクするラグーン自体がスノードニアのラグーンよりも広大であるため、スノードニアよりもライディング距離が少し長くなると言います。
内容通りのウェイブプールとなれば、スノードニアをレベルアップさせたようなイメージのあるNランド。果たして、実際に6フィートの波をウェイブプールで発生できるのか期待ですね。
参照記事「Texas Wavegarden to Open this Spring」
ウェイブガーデンに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。