サーフィン界が6年振りの開催となったエディイベント開催中のオアフ島(ハワイ)ワイメアに釘付けとなっていたハワイ時間の2月25日。
31周年にして9度目の開催となった2015/2016年シーズンのエディイベント@ワイメア
エディイベントのハイライト動画&優勝したジョンジョン・フローレンスの心境
一方、近年ではハワイにビッグスウェルが到来するとワイメア以上に注目されるマウイ島ジョーズ(現地名:ピアヒ)でも、ガラガラのラインナップでアナザーストーリーが刻まれていたのです。
その主役となったのがアルビー・レイヤー「Albee Layer」(24歳)。エディの招待サーファーであったアルビーは、イベントを欠場しながらなぜ?って思いますよね。そこには、アルビーなりの思いがあったのです。
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2月10日にエディが当日キャンセルとなった日、アルビーがジョーズで負傷したのは下記の記事の通り。
エディに代わってジョーズが炸裂!アルビー・レイヤーの慌ただしかった日程と怪我まで
今回の動画を見た時、正直意味が分かりませんでした。怪我でエディを欠場したはずのアルビーが、ジョーズでサーフィンしていたのですから。そこでアルビーのSNSをチェックすると、思いが語られていました。
「今シーズンのエディに招待されたのは凄い名誉なこと」と切り出すアルビー。「欠場を決めた時は、まさか同日にジョーズでサーフィンするとは思ってもいなかった」。
「首と肩はまだ筋痙攣していたし、2月10日のワイプアウト後は精神的にもかなり調子が悪かったから。だから、100%の状態じゃない僕が、誉れ高いエディの貴重な参加枠を使うのは失礼だって考えた上で欠場を決意したんだ」。
「でもね、25日の午前、ジョーズのラインナップを見ると誰も入ってなかった。さすがに、この状況を逃すわけにはいかないって気持ちに抗うことはできなかった。全ての決断に後悔はないし、幸せな気持ちで一杯さ」。
上記の心境を語ったアルビーは、SNSの冒頭で「Best moment of my life(人生最高の瞬間)」と記しています。何が最高だったのかというと、ジョーズでのビッグウェイブサーフィン史上最もディープだったと言われるバレルをメイクしたのです。
表舞台のジョンジョン・フローレンスに対してアンダーグランドなアルビー・レイヤー。同じハワイアンサーファーの二人が、世界のサーフシーンを牽引しているのは紛れもない事実ですね。
アルビー・レイヤーの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
アルビーがエアーで片足を抜く妙技ありのマウイ島ローカルによるサマーセッション