Somewhere around Margies

現在はレイデイ(Layday:コンテストのオフ日)となっているオーストラリアWA(ウエスタンオーストラリア)州マーガレットリバーで開催中のマーギーズプロ(Margies:マーガレットリバーの略)。

金曜日には新たなミディアムスウェルが入り、風はオフショアとなる見込みなので、予報通りとなれば15日(金曜)にはイベント再開となることでしょう。

今回の動画は、マーギーズプロの期間中、プロサーファーたちがマーガレットリバー周辺でフリーサーフする映像をお届けします。


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動画に登場するのは、セバスチャン”シーバス”ジーツ、ジョシュ・カー、マイキー・ライト、ジュリアン・ウィルソン、ジェイコブ・ウィルコックス、ローラ・エネヴァー、デイヴィー・キャッスルズ、カイ・オットンなど。

サーフスポット名については言及されていませんが、メイン会場となっているマーガレットリバーのメインブレイク(サーファーズポイントとも呼ばれています)よりもハイパフォーマンス向けの波で、ギャラリーとしては見応えがありますね。

こうなると、メイン会場よりも良い波がブレイクしている場所に移動して開催しない理由はなんで!?との声が必ず上がります。まずは基本として、開催するにあたってサーフスポットを独占するので、WSLが事前に抑えた場所でしか開催できません。

WCTイベントでは、基本的にはメイン会場があり、イベントによってはバックアップ会場があります。例を挙げれば、ベルズビーチでのリップカールプロは、メイン会場がベルズビーチでバックアップ会場はウィンキポップ。

そのベルズビーチに関して言えば、サーファーがメインで運営していたと言われるASP時代は、波を優先させてウィンキポップで開催されることが多かった印象もありますが、WSL時代に移行してからは伝統あるベルズビーチを重んじてか、ベルズビーチ開催がほとんどに感じます。

ワールドツアーにおけるメイン会場は、サーファーのあらゆるスキルを試すためだと思いますが、異なる波質の会場が選定されています。しかし、バックアップ会場の方が波が良いという理由でメイン会場があまり使われなくなると、あらゆるスキルを見るという本来の趣旨から外れる可能性もあります。

ただ、「世界のベストサーファーにベストウェイブを」というコンセプトもあります。その時のコンディションによりけりですが、見応えが薄れてもメイン会場で開催するか、ギャラリーやWCTサーファーにとってエキサイティングなバックアップ会場で開催するかは判断が難しいところではないでしょうか。