昨年2015年シーズンのWCTランキング4位となったブラジリアンサーファーのフィリペ・トレド「Filipe Toledo」(21歳)。
昨年のWCT最終戦前の時点ではWCTランク2位でしたが、全コンテスト結果のワースト2を除外したトータルポイントでワールドタイトルを決めるルールにおいて、ポイントに関しては最もワールドチャンピオンに近い存在でした。
夢のワールドタイトル獲得をあと一歩で逃したフィリペだけに、今シーズンこそはタイトル獲得と意気込んでいたことでしょう。しかし、WCT初戦で無念の負傷を負い、しばらくツアーから離脱することに。
今回の動画は、リオデジャネイロで開催されたブラジルイベント開催前から開催中のフィリペ・トレドのサーフ映像をお届けします。
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3月にゴールドコーストで開催されたクイックプロでの負傷後、5月のブラジルイベントまでツアー離脱を余儀なくされたフィリペ。
鼠径部負傷のフィリペ・トレドがオーストラリアンレグの残り二戦の欠場を発表
ブラジルイベントでは復帰を果たしたのですが、実はサーフィン復帰したのはイベント開催の数日前のこと。2ヶ月近くノーサーフだったわけですが、ブラジルでは9位という結果を残しました。
さて、そんなフィリペが万全の状態ではなくホームであるブラジルに戻ってきたということで、心の葛藤を描いた今回の動画。内容についてはドラマ仕立てっぽいのですが、見所はサーフシーン。
最近では、フィリペがエアリバースするとフルローテーションなのは当たり前と感じますが、やっぱり桁違いなレベルです。非常に高いメイク率でフルローテーションを決めてくるのは、今のツアーだとフィリペとガブリエル・メディナくらいでしょう。
エアリアルがずば抜けているだけでなく、コンテストサーフィンにおけるターンもレベルアップしていますね。ややパワー不足は否めませんが、ジャッジ基準を満たすクリティカルセクションを攻めることでスコアを出しているので。
年々、フィリペは弱点を補って成長しているので、後はヘビーウェイブに強くなれば、タイトルレースの常連サーファーになる可能性は濃厚ではないでしょうか。これからも楽しみなサーファーです。
フィリペ・トレドの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
2015年クイックプロ@ゴールドコースト優勝フィリペ・トレドのダイジェスト動画
2015年QSイベント「ローワーズプロ」優勝のフィリペ・トレド特集動画