昨年2015年のWCT最終イベント「パイプマスターズ」開催直前、パイプラインでの練習中に波に巻かれ続け、脳に損傷を負ったオーウェン・ライト「Owen Wright」(26歳)。
当時はパイプマスターズを欠場したものの、誰も大事になるとは思っていなかったので、「今シーズンのWCTイベント前半戦をすべて欠場する」との発表は驚きのニュースでした。
オーウェン・ライト&ビード・ダービッジが2016年WCT初戦欠場を発表
その後、もしかしたらプロサーファーとしては復帰できないかもしれないと伺わせる内容のコメントをSNSで発表。
SNSで本人が語った心境から察する想像以上に深刻なオーウェン・ライトの現状
今回の記事は、事故から半年ほど経った先日、オーウェン・ライトが現状についてSNSで発表したので、内容についてお届けします。
スポンサーリンク
オーウェンがSNSに投稿した内容は以下の通り。
みんなに僕の現状を伝えようと思う。治療を終えて、これまでの6ヶ月間に何があったのか考えるようになったんだけど、完全に記憶が曖昧なんだ。
ちょっとイラついたりした事もあったけど、不思議なほど調子は良かった。医師からは、ごく正常な事だし、大きな曲がり角を越えて100%の回復に向かい順調な経過だってお墨付きをもらったよ。
ここ数ヶ月は、人生の新たなステージに適応することで必死だった。パイプでの事故以来、すべての出来事が、僕がこれまでの人生で味わったことのない感覚だから、感謝の気持ちでいっぱい。
PS. ショートボードでサーフィン復帰したよ!
事故から数カ月後にサーフィン復帰した当初、サーフボードに立つことができなかったと明かしていたオーウェン。体が拒否反応を示していたのでしょうが、悲しい思いに駆られたファンも多かったはず。
その後、ロングボードでサーフィンに復帰したりと、ゆっくりではあったものの徐々に回復に向かい、ようやくショートボードでのサーフィン復帰に至ったとのニュースは非常に嬉しく思います。
これまでの経緯から、事故前の状態に戻ることは簡単ではないと思いますが、オーウェンの順調な回復を願っています。