コンテストサーフィンの最高峰であるワールドツアー入りしたいサーファーならば、誰であろうが参戦しなければならないのがWQSイベント。
年間を通して開催されるWQSにおいて、メンズならばトップ10、ウイメンズならばトップ6に入らなければ、ワールドツアー入りの資格を得られないためです。
WSLが運営するプロサーフィンツアーの「WCT」と「WQS」について
ウイメンズのWQSイベントは、ランキングに変動を与える最もグレードの高いQS6,000イベントの最終戦が、昨年であれば9月頭にスペインで開催されたイベントだったので、実質、9月前半にウイメンズはWQSシーズン終了といった感じでした。
しかし、その流れに変化が。今回の記事は、11月にオーストラリアで開催される事が決定したQS6,000イベント「シドニー・インターナショナル・プロ(Sydney International Pro)」に関する情報をお届けします。
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シドニー・インターナショナル・プロのホスト役となるのは、現役WCTサーファーのサリー・フィッツギボンズ「Sally Fitzgibbons」(25歳)。正式には、サリーの会社「Fitzgibbons International」による運営です。
これまでに同社は、サリーの著作「Live Like Sally」をリリースしたり、トレーニングアプリを今年リリース予定としていますが、イベント運営は初とのこと。初コンテストにしてQS6,000イベントとは凄いことですね。
同イベントの開催期間は11月3~6日の四日間で、会場はオーストラリアNSW(ニューサウスウェールズ)州クロヌラ。
ビーチフェスティバルという位置付けの同イベントは、QS6,000イベントに加え、オーシャンスイム、招待制アイアンウーマン、ファッションショー、フィットネスイベントなど、ビーチカルチャーのクロスオーバーイベントとのこと。
WQSランキングに大きな影響を与えるQS6,000イベントが新設されたということで、一番恩恵を受けるのはオーストラリアのウイメンズサーファー。最もアクセスの楽な自国開催ですからね。
今シーズンのウイメンズWCTサーファーは、オーストラリア出身サーファーが17名中6名。シドニー・インターナショナル・プロの影響で、人数を増やす可能性は十分にありますね。
WQSシーンへの影響のみならず、現役トッププロのサリーが手掛けるイベントということで、どのようなイベントになるのかにも注目が集まります。
参照記事:「Sydney to Host Final Women's QS6,000 of 2016」
サリー・フィッツギボンズの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
サリー・フィッツギボンズ起用のランドローバーCMと昨今のスポンサー事情
リップカールプロ前のジム&フリーサーフセッション:サリー・フィッツギボンズ