優勝のタイラー・ライト Photo: Rip Curl
優勝のタイラー・ライト Photo: Rip Curl

現地時間12月3日(ハワイ)、マウイ島のホノルアベイを舞台としたウイメンズWCT最終イベントとなる「マウイ・ウイメンズ・プロ(Maui Women's Pro)」が終了。

昨日と似たようなスモールコンディションの中で開催されたイベント最終日。すでにワールドタイトルを獲得しているタイラー・ライトが、今季5勝目となる優勝を果たし、今シーズンのウイメンズツアーの幕を閉じました。

2016年WCTウイメンズ最終戦「マウイ・ウイメンズ・プロ」のイベント情報

上位陣は順当に勝ち上がった2016年WCT第十戦「マウイ・ウイメンズ・プロ」初日

小波勝負となった2016年WCT第十戦「マウイ・ウイメンズ・プロ」二日目


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昨日と似たようなコンディションながら、昨日よりはコンスタントに波が入ったため、サーファーが乗った波の本数やスコアは改善されることとなりました。

クオーターファイナルからスタートした本日は、ディフェンディングチャンピオンのカリッサ・ムーアが、シングルハイエストスコアの9.57、トータルハイエストスコアの17.74をマークして、好調なスタートを切ることに。

カリッサ・ムーアの9.57@クオーターファイナル
https://youtu.be/iHB1T8RPg5Y

セミファイナルへ進むと、ヒート1ではタイラーが、ツアールーキーながらも今イベントは活躍していたキーリー・アンドリューを撃破。

タイラー・ライトの8.00@セミファイナル

ヒート2は、カリッサvsコートニー・コンローグのビッグマッチ。常に安定した成績を残すことから現ランク2位のコートニーですが、このヒートでは波運に恵まれず、わずか2本の波にしか乗れずに敗退。

カリッサ・ムーアの8.17@セミファイナル

ファイナルは、タイラーvsカリッサの今年と昨年のワールドチャンピオン対決。ヒート前半にカリッサは9.00をマークし、バックアップスコアは1.50と心許ないスコアながらも終盤までカリッサがヒートをリードする展開に。

ヒートが動いたのは、残り時間二分を切ってから。タイラーが乗った3本目の波はエクセレントレンジに届かない7.83ながらも、ミディアムスコア2本でカリッサを逆転。

一方のカリッサも膝サイズのラストウェイブにチャンスを賭けたものの、スコアは4.33。ちなみに、両者のラストウェイブのスコアはヒート終了後に発表される劇的なエンディングとなり、タイラーの逆転優勝となりました。

2016-maui-final

カリッサ・ムーアの9.00@ファイナル

今イベントをもって、ウイメンズの今季ワールドツアーは終了。終わってみれば、タイラー・ライトが全十戦において半分となる5イベントで優勝という驚異の結果を残しました。

今回の最終イベントを終えての最終ランキングは以下の通り。同ランキングにおいて、来季ツアー残留資格を得るのはトップ10のサーファーとなります。

2016-womens-ct-rank

イベント詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。

公式サイト「Maui Women's Pro

・本日の結果

ファイナル
1st: Tyler Wright (AUS) 14.66

2nd: Carissa Moore (HAW) 13.33

セミファイナル
Heat 1: Tyler Wright (AUS) 14.67, Keely Andrew (AUS) 11.77

Heat 2: Carissa Moore (HAW) 14.00, Courtney Conlogue (USA) 6.40

クオーターファイナル
Heat 1: Tyler Wright (AUS) 16.76, Tatiana Weston-Webb (HAW) 9.87

Heat 2: Keely Andrew (AUS) 13.33, Coco Ho (HAW) 11.23

Heat 3: Courtney Conlogue (USA) 13.67, Bianca Buitendag (ZAF)
12.40

Heat 4: Carissa Moore (HAW) 17.74, Malia Manuel (HAW) 6.40

・ハイライト動画
https://youtu.be/WlXv_lrW_FU

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