ジョンジョン・フローレンス Photo: WSL

現地時間12月14日(ハワイ)、オアフ島のパイプラインを舞台にしたWCTメンズ最終戦「ビラボン・パイプ・マスターズ(Billabong Pipe Masters)」が開催。

本日の開催はかなり予想外ではありましたが、今後の波予報が厳しかったので、ウェイティングピリオドを考慮に入れると敗者の出ないラウンド1だけを早く終わらせようと思っての事でしょう。

16歳が優勝のパイプトライアル!いよいよ始まるパイプマスターズのヒート表や波予報など


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・レポート

バレルになる波は少なく、ほぼマニューバ勝負となった本日のパイプマスターズ。こういったコンディションになると番狂わせが多くなりがちですが、順当に勝ち上がる上位陣が多い結果となりました。

本日のシングルハイエストスコアの8.83、トータルハイエストスコアの16.66をマークしたのはジョンジョン・フローレンス。コンディションを問わず、安定した強さを見せています。

*ジョンジョン・フローレンスの8.83@ラウンド1

ジョンジョン同様、パイプマスターズでは外せない人物が11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーター。6ポイント台を二本揃えて1位通過を果たしたケリーは、一足先にラウンド3進出を決めました。

他には、2014年ワールドチャンピオンのガブリエル・メディナが、ジョンジョンに次ぐシングルハイスコアとなる8.60をマークして勝ち上がり、順調なスタートを切りました。

ガブリエルと同じヒートに入っていた五十嵐カノアは2位となり、敗者復活戦のラウンド2へと進むことに。ラウンド2では、キアヌ・アシンと対戦予定となっています。

ステファニー・ギルモア Photo: WSL

メンズのラウンド1終了後、ウイメンズの特別イベント「ウイメンズ・パイプ・インビテーショナル(Women's Pipe Invitational)」も開催された本日。

同イベントは、ステファニー・ギルモア、タイラー・ライト、カリッサ・ムーアというウイメンズのワールドチャンピオン3名のみが対戦するスペシャルヒート。

ウイメンズのトップサーファーのみ参加なので、ウイメンズがパイプラインのバレルでどこまで通用するのか披露するような意味合いもあると感じられるイベントですが、本日のコンディションは…。

結局、メンズと同じくマニューバ勝負となり、ステフが大差での勝利を収めました。

*ステファニー・ギルモアの9.00
https://youtu.be/HaMC0nvfl-4

*本日のハイライト動画
https://youtu.be/6XjfJ4SbsdY

*今後の波予報

現地時間の明日15日(木曜)は、本日の北東スウェルがサイズダウンながら、午後になると新たな北西スウェルが入る出す予報。ただし、15日午後から新たなスウェルがピークに達する17日までオンショアも強まり、コンディションは「poor quality surf」の見込み。

スウェルがサイズダウンし始める18日(日曜)になると、ようやく風向きは好転する見込み。サイズダウンと言っても、さらなるスウェルがミックスされ、18日はフェイスで8~12フィートの予報。

予報通りとなれば、パイプマスターズは18日からの再開でしょう。予報が安定しないので断言はできませんが、もしかしたら最後の最後でエピックコンディションが期待できるかもしれません。現地時間の18日午前7時半スタートならば、日本時間では19日の午前2時半となります。

*本日の結果
・ラウンド1
Heat 1: Julian Wilson (AUS) 15.07, Wiggolly Dantas (BRA) 8.60, Ryan Callinan (AUS) 8.50

Heat 2: Miguel Pupo (BRA) 11.40, Kolohe Andino (USA) 9.33, Bede Durbidge (AUS) 5.40

Heat 3: Matt Wilkinson (AUS) 13.34, Frederico Morais (PRT) 13.27, Nat Young (USA) 12.40

Heat 4: Jordy Smith (ZAF) 12.60, Keanu Asing (HAW) 10.83, Finn McGill (HAW) 10.50

Heat 5: Gabriel Medina (BRA) 15.10, Kanoa Igarashi (USA) 11.24, Bruce Irons (HAW) 3.40

Heat 6: John John Florence (HAW) 16.66, Jadson Andre (BRA) 10.27, Gavin Beschen (HAW) 7.84

Heat 7: Alex Ribeiro (BRA) 11.27, Adriano de Souza (BRA) 10.54, Conner Coffin (USA) 10.27

Heat 8: Jeremy Flores (FRA) 9.00, Stuart Kennedy (AUS) 9.00, Joel Parkinson (AUS) 8.77

Heat 9: Filipe Toledo (BRA) 12.34, Josh Kerr (AUS) 12.03, Adam Melling (AUS) 9.37

Heat 10: Kelly Slater (USA) 12.70, Kai Otton (AUS) 11.90, Caio Ibelli (BRA) 11.50

Heat 11: Italo Ferreira (BRA) 10.50, Sebastian Zietz (HAW) 10.20, Jack Freestone (AUS) 9.07

Heat 12: Michel Bourez (PYF) 14.24, Adrian Buchan (AUS) 14.23, Davey Cathels (AUS) 13.23

*今後のヒート表
・ラウンド2
Heat 1: Kolohe Andino (USA) vs. Gavin Beschen (HAW)

Heat 2: Adriano de Souza (BRA) vs. Bruce Irons (HAW)

Heat 3: Joel Parkinson (AUS) vs. Finn McGill (HAW)

Heat 4: Sebastian Zietz (HAW) vs. Frederico Morais (PRT)

Heat 5: Adrian Buchan (AUS) vs. Bede Durbidge (AUS)

Heat 6: Caio Ibelli (BRA) vs. Ryan Callinan (AUS)

Heat 7: Josh Kerr (AUS) vs. Adam Melling (AUS)

Heat 8: Stuart Kennedy (AUS) vs. Kai Otton (AUS)

Heat 9: Conner Coffin (USA) vs. Jack Freestone (AUS)

Heat 10: Wiggolly Dantas (BRA) vs. Davey Cathels (AUS)

Heat 11: Nat Young (USA) vs. Jadson Andre (BRA)

Heat 12: Keanu Asing (HAW) vs. Kanoa Igarashi (USA)

*イベント詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。

Vansの公式サイト「Billabong Pipe Masters

WSLの公式サイト「Billabong Pipe Masters

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