2~3段ボレも当たり前という、オーストラリアTAS(タスマニア)州のビッグウェイブスポットであるシップスターン。
正式名は「シップスターン・ブラフ(Shipstern Bluff)」であり、サーフスポット近くのブラフ(断崖)が目安となっています。しかし、その断崖に崩落の危険性が。
今回の記事は、すでに崩落が進行中となっているシップスターン・ブラフの映像、現在の状況などについてお届けします。
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最初に異変に気付いたのは、月曜日にシップスターンに入っていたフォトグラファーのアンディ。
「仲間から言われたんだ。崖の形がちょっとおかしくない?って。シップスターンは久しぶりだったけど、全体的にちょっと小さくなったかなくらいにしか思ってなかったけど、1時間後にはっきり気付いたよ」。
アンディがSNSで公開した写真が以下の通り。
上段の写真が2015年、下段の写真が今年2017年に撮影されたものであり、崖の表面がエグれたような形になっていることが分かります。
シップスターンのラインナップへのアクセスは、ジェットスキーやボートといった海、また徒歩での陸路に分けられます。徒歩の場合、写真の崖付近を歩くことになるので、落石の危険性が懸念されているのです。
シップスターンは国立公園に位置していて、管理しているのはタスマニア州パーク・ワイルドライフ・サービス(Parks & Wildlife Service)。
同サービスによると、現時点においてアクセス禁止措置は取っていないものの、ハイカーには崖エリアは避けるよう勧告していると言います。また、すぐに調査を行い、警告標識を設置するとのことです。
参照記事:「Cliff collapse at Shippies」
*現在のシップスターンの崖の様子を撮影したドローン映像
*シップスターンに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
タスマニアが誇るミュータントウェイブのシップスターンでエアドロップセッション@2016
元祖スラブスポットのシップスターン(タスマニア)でのセッション動画@2016/6/16
悪魔の段差がサーファーを拒むシップスターン:ワイプアウト動画
サーフ撮影で使用されるドローン&上空からの空撮@シップスターン