世界的に増え続けているウェイブガーデンを使用したウェイブプール。先日はスペインのバルセロナに建設予定とのニュースをお届けしました。
そんなニュースから間もなく、今度はスコットランドでも建設に向けての動きがあるとのニュースが。スコットランドでも建設となれば、ウェールズにあるサーフ・スノードニアに続いてイギリスで2つ目です。
今回の記事は、スコットランドで建設される可能性が浮上してきたウェイブプールに関する情報をお届けします。
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現在検討されている場所は、スコットランドの首都エディンバラ近郊のラーゾ(Ratho)。ラーゾにある未使用となっている土地にて、ウェイブガーデンの最新版造波装置「The Cove」を使用したウェイブプール建設が計画されています。
開発業者によると、ウェイブプール誕生となれば80以上の仕事が創出されるとの見込み。ただし、現時点では建設決定ではなく、これから公聴会などが行われる予定です。
行政からの評判は悪くなく、エディンバラ市経済委員会のギャヴィン・バリー議長は「ウェイブガーデン・スコットランドのプロジェクトは、アクティブなライフスタイルを推奨するものになるから、支持される可能性が高いだろう」とコメント。
今後の流れとしては、公聴会においてローカルコミュニティからも支持されるようであれば、ウェイブプール建設に乗り出すことでしょう。
ウェイブプールの最大の利点は、海のない内陸国であってもサーフィン可能になる点。しかし、現時点において建設されたエリアや建設予定のエリアはいずれも海のある国です。
おそらくサーフカルチャーが全くない内陸国で建設しても、サーフィンがマイナースポーツである点を考えると集客が厳しいと考えられるからではないでしょうか。
しかし、大きな転機になると思われるのが2020年の東京五輪。サーフィンがオリンピック競技となるわけですからね。果たして、東京五輪後のウェイブプール建設がどのような方向に動き出すのかも気になります。
参照記事:「Craigpark Quarry near Ratho to be turned into surfing lake」
*ウェイブガーデンを使ったウェイブプールに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
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