2015年12月、ワールドツアーイベント最終戦終了から間もなく、映像が公開された11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーターによるウェイブプール「サーフ・ランチ(Surf Ranch)」。
公開後は、ワールドツアーサーファーがテストライドを行ったり、WSL(ワールドサーフリーグ)が同ウェイプールを買収したりと動向はあったものの、いつになったら一般利用が可能になるのかなどといった具体的なネクストステップはベールに包まれていました。
今回の記事は、ケリー・スレーター本人がSNSで語ったサーフ・ランチのアップデートをお届けします。
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ケリーがインスタグラムで投稿した内容は以下の通り。
トラクターに乗った写真と共に、「サーフ・ランチで使ってる僕のトラクターで、調子が良いよ」と軽いジャブから始まる投稿。
「世界中のサーフコミュニティから膨大な反響があって、みんなが気になるポイントはサーフ・ランチの次なる一手だよね。色んな噂が飛び交っているから、アップデートを発表しようと思う」
「レモー(カリフォルニア)のプロトタイプは、あくまでも僕らのデザインやテクノロジーの基本コンセプトが期待通りの結果になるのか確認するために作られたバージョン1.0ってところ」
「バージョン1.0の波にも驚かされたけど、同時に改良点も見えたんだ。テストライドしてくれたサーファー(WCTサーファーに限らず)のフィードバックも含めて、数か月前から改良に取り組んでるよ」
「改良ポイントは、波数やセクションを増やしたり、グーフィーフッターもエキサイトできる方向性。まだ正式発表できないエキサイティングなプロジェクトもあるから、情報をシェアできる時を楽しみにしてるよ」
デモ施設である現在のサーフ・ランチはあくまでも始まりに過ぎず、誰もが圧倒されたパーフェクトバレルが完成形ではないと語るケリー。
サーフ・ランチ最大の弱みと言われていたのは人工波の発生頻度で、過去記事でも触れましたが、波の発生間隔は12分ほどと言われていましたが、改良に取り組んでいるようですね。
また、ケリー本人が以前提案したウェイブプールでのコンテストフォーマットは、バレル、ターン、エアリアルの全てのスキルで競う内容。そのため、各マニューバに対応する上でセクション数を増やしているのでしょう。
ウェイブプールの改良点としては、比較的予想通りと言えるのではないでしょうか。気になるのは、「まだ正式発表できないエキサイティングなプロジェクト」について。
おそらく、一般利用可能な商業施設としての建設予定が濃厚であり、そうあって欲しいですね!今後もケリーの発言からは目が離せません。
*ケリー・スレーターのウェイブプール「サーフ・ランチ」でのテストライド関係の過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
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