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via Kelly Slater's instagram

激しいテクノロジーレースに入っているモダンウェイブプール。

常に進化が求められるので、世界最高峰と言われるケリー・スレーターのウェイブプール「サーフ・ランチ」も立ち止まっている余裕はありません。

今回の動画は、ケリー・スレーターが新たに公開したサーフ・ランチでのテストライド映像をお届けします。


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これまでのサーフ・ランチの波と言えば、大きな売りはバレルであり、バレルとバレルの間のセクションで何回かのターンを入れられるといった波でした。

しかし、今回の波は一転してターン重視となる厚めな波質。まずは動画からチェックして下さい。

一本の波でケリーが入れたターンの回数は驚きの14回。ただ、今までのパーフェクトバレル動画と比べると、波のインパクトが欠けたとの印象もあります。

なのですが、実際にサーフ・ランチを体験したスタブ誌によると、サーフ・ランチを訪れた昨年後半の時点で2つのバージョンの波があったそうです。

異なるバージョンの波を作れるということは、意図的に複数回のターン可能な人工波を作ったのかと思います。

ケリーは以前、ウェイブプールでオリンピックを開催するならば、バレル、エアー、ターンの各マニューバを総合的に評価するジャッジ基準が良いと提言していました。

これまでのサーフ・ランチのバレル波であれば、バレルはもちろんのこと、ショルダーの張ったセクションでエアリアルも可能。

実際、フィリペ・トレドはテストイベントであったフューチャークラシックでアーリーウープをメイクしましたし。

ということは、今回のターン重視の波でターンのバリエーションを競わせる事になれば、ケリーが口にしていた総合評価というジャッジクライテリアが完成と言えます。

このタイミングにしてこのターン波の公開を考えると、オリンピックを意識した5月開催となるファウンダーズカップでは、新たなフォーマットでのイベント開催になる可能性が高いと思われます。

色々な意味で見所満載になりそうなファウンダーズカップ。来月には開催となるので楽しみでしょうがないですね。

サーフ・ランチの過去記事