ワールドツアーの冠スポンサー(タイトルスポンサー)であったサムスン電子とWSL(ワールドサーフリーグ)のパートナーシップ解消のニュースを先日お届けしました。
現在は冠スポンサーが付いていないツアーイベントへの影響が危惧されているのですが、そんな中、フェイスブック(Facebook)とライブ中継におけるパートナーシップを結んだとWSLが発表。
今回の記事は、フェイスブックとWSLのパートナーシップに関してWSLが発表した内容をお届けします。
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今年2017年シーズンにおけるワールドツアーとBWT(ビッグウェイブツアー)の全イベントのライブ中継をフェイスブックページで行うと発表したWSL。
フェイスブックとのパートナーシップにより、グローバルレベルにおけるファン同士のインタラクションが可能になるとのことです。
同ニュースに関して、2016年度WCTランク2位のジョーディ・スミスは以下のように言及。
サーフィンを好きな理由の一つは、常に進化している点。この進化が海の中だけじゃないって分かって嬉しいね。フェイスブックは異なるカルチャーを繋げてくれる特別なプラットフォーム。
だから、サーフィンの進化がビーチ以外でもシェアされることになるだろうね。素晴らしいシーズンになりそうで楽しみだけど、これまで以上に多くの人がヒートを観戦してくれると思うと、少しだけ緊張するかな。
WSLの前身であるASP時代、ツアーイベントのライブ配信はユーチューブで行われていました。今でもWQSイベントの中には、ユーチューブによるライブ配信のものもありますね。
しかし、WSL体制になってから昨シーズンまでは、ツアーイベントのライブ配信を見るにはWSLのサイトやアプリからでないと見ることができませんでした。
この経緯は、個人的にはオープンからクローズドな形式になったと感じていました。というのも、自らWSLのサイトやアプリにアクセスしなければライブ中継を見れなかったのですから。
ジョーディのコメントで視聴者が増える点に言及していることを考えると、フェイスブックとのパートナーシップにより、サーファーではないフェイスブック利用者でも何気なくアクセスできる導線を引くのかなと予想します。
何はともあれ、動き出してみないとどう転ぶのかは分かりませんが、少なくとも従来のファンはライブ視聴すると思うので、オープンになることでサーファー以外からスポーツとしてのサーフィンファン増大に繋がる可能性は十分にあるのではないでしょうか。