気になっている方が多いはずのウェイブガーデン社による最新造波装置「ザ・コーヴ(The Cove)」。
プロによるテストライドの動画を見ていると、是非とも試してみたいと思うほどの波ですからね。
今回の動画は、ウェイブガーデン社のデモ施設へとアダプティブサーファー(障がいを持つサーファー)二名が招待された際の映像をお届けします。
スポンサーリンク
招待を受けたアダプティブサーファーは、エリック・ダルジェンとブノワ・モローの二名。
エリックは2011年に訪れたレユニオン島にて、シャークアタックの被害者となって左足を半分失うことに。ブノワは2010年に木から滑落して右腕を失っています。
二人ともに事故後は様々な葛藤があったはずですが、ブノワはイングランドで開催されたアダプティブサーフィンチャンピオンシップで優勝するほどまでに、腕を失ってからも成長を遂げることに。
一方のエリックは、自身同様に障がいを持つサーファーをサポートする非営利組織を立ち上げたりと精力的な活動をこなしているそうです。
さて、今回の動画で家族連れでやって来たエリックを見て感じたことは、あらゆるレベルのサーファーが楽しめるという点。これはザ・コーヴの最大の強みかもしれません。
通常の海だと仲間内でレベルの差があれば、誰もが満足できるサーフスポットを見つけることはほぼ不可能となり、上手いサーファーに合わせて初心者もハードなコンディションに入ることが大半ではないでしょうか(笑)。
しかし、ザ・コーヴに限らないのですがウェイブガーデンの技術を使ったモダンウェイブプールだとアウトとインサイドなどでセクションをレベル分けしているので、家族連れやカップルで一緒に楽しむことができますよね。
当初はモダンウェイブプールをただのサーフィン練習施設と思っていましたが、本当に幅広い可能性を秘めています。
ちなみに、ザ・コーヴを使用したウェイブプールの第一号としては、オーストラリアのメルボルンにて、来年2018年のベルズビーチでのCTイベント前辺りにオープン予定です。