昨年に引き続き、今年もランキングトップでCTイベント最終戦の舞台であり、ホームであるオアフ島ノースショアへと帰ってきたジョンジョン・フローレンス「John John Florence」(25歳)。
今年は、昨年のように最終戦を待たずしてワールドタイトル獲得とは行きませんでしたが、ヒート内容の充実といった点では凄みを増しています。
今回の動画は、ジョンジョン・フローレンスの今季CTイベント(パイプマスターズを除く)における9ポイント以上のライディング特集をお届けします。
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今季のジョンジョンの凄さを語る上で、欠かせないのがデータ。2017年のこれまでのCTイベントにおける平均ヒートスコアはなんと16.10ポイント(満点は20ポイント)。
単純計算をすると、エクセレントレンジとなる8ポイントを二本揃え続けたトータルスコアが平均というわけです。
ただし、ジョンジョンもひたすら勝ち続けているわけではなく、コンテストによりけりで今年は一つのイベントで1~2回負けている事もあるので、平均スコアが異常とも言えるのです。
特に印象深かったのはマーガレットリバー(西オーストラリア)を舞台にしたマーギーズプロで見せたレイバックハック。
パワフルなオープンフェイスでのレイバックハックは、すでにジョンジョンのシグネチャームーブといった感じですね。誰よりも深い角度までレールを入れ続け、面白いくらいにハイスコアを叩き出していました。
そこでマーギーズプロにおけるデータをチェックして見ると、優勝したジョンジョンが出場したのは6ヒートで、9ポイント以上のスコアが付いたライディングは9本。
エクセレントレンジとなる8ポイント以上にハードルを下げてみると、実に14本となります。
ちなみに、今回の動画は9分と長いのですが、ジョンジョン以外のCTサーファーでは9ポイント以上のライディング特集でこれほどの長さになることはあり得ません。
そんな簡単に9ポイント以上をマークすることはできないので。その点を考えてみると、いかに今季のジョンジョンはハイレベルなサーフィンをしていたのかが分かります。