スキムボードで世界最大サイズの波に乗ったブラッド・ドンキー「Brad Domke」(29歳)。
その際のライディングは結果的に2015年に開催されたビッグウェイブサーファー最大の祭典「ビッグウェイブアワード」にて、スキムボーダーながら「Ride Of The Year」部門で5位となったほど。
今回の動画は、5位受賞となったライディングについて、ブラッド・ドンキー本人が当日を振り返った映像をお届けします。
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時はさかのぼること2014年7月5日。場所はメキシカンパイプラインとも呼ばれる、メキシコのプエルト・エスコンディードです。
この日のプエルト・エスコンディードにはビッグスウェルがヒットし、2015年ビッグウェイブアワードでブラッドが5位となった部門の1位(シェーン・ドリアン)と2位(ガブリエル・ビジャラン)のライディングも同日に撮影されたものでした。
当日の午前、まずはウォーミングアップとしてパドルインのスキムボードで波に乗ろうとしたブラッド。サーフボードと比べてかなり小さいなスキムボードの浮力を考えたら、あまりにクレイジーであり、当然結果はワイプアウト…。
一旦海から上がり、どうしたものかと思案した末、最終的な決断としてはトウインでのスキムボードチャージを行う事に。
トウインでのチャレンジとなった一本目は、クローズアウトの波にチャージしてしまう結果となり、その様子が記事冒頭のイメージ。想像を超えたサイズの波です…。
あんな波に巻かれれば意気消沈となりそうですが、さらなるチャレンジとして乗った一本が5位受賞へと繋がりました。
スキムボードはボードをコントロールするフィンがないので、ストールさせながらひたすらラインをホールドすることに専念していたと言うブラッド。とんでもなく不安定な体勢を維持していることが動画から分かります。
あの波に乗り終えたブラッドは「俺の魂の奥底の何かは達成感に満たされたけど、同時に始まりでもあったんだ」とのことです。
ちなみに、使用していたボードは波打ち際でのライディングで使用するのと同じものだそうです。そもそもビッグウェイブ用なんてないでしょうしね…。