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飛行機に乗ってグッドウェイブを求めて旅をする海外サーフトリップ。

生涯忘れられないような波をスコアする可能性がある一方、グッドウェイブがブレイクするスポットはリーフブレイクである事も多いので、リスク管理といった対策も必要。

今回の記事は、ヴィスラライダーでハワイアンのクリフ・カポノが語る実体験と海外トリップ対策に関する内容をお届けします。


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先月9月、台風スウェルを求めて西太平洋へと仲間とサーフトリップに出掛けたクリフ。旅先では夢のような波を当て、最高の時間を過ごしていたとか。

コーラルリーフのブレイクであったものの、良い波に乗る事で自信が付いてきた矢先、クリフはワイプアウト。ワイプアウトした時はボトムにヒットしなかったものの、パワフルな波のリップへと吸い込まれることに。

その瞬間、これはマズいと思い両腕で顔と頭をカバーしたものの、ヘッドファーストとなる頭からリーフへ直撃。

海面へと浮上し、まずはラインナップのサーファーに助けを求めようとしたものの気付いてもらえず、骨折したと思われるほど痛みを伴う腕で20分ほどパドルをして海から上がり、ようやく気付いたサーファーが救助に来てくれたとか。

病院に行くと、首の骨が3カ所骨折しているものの脊髄への損傷はなく、リーフにヒットした頭部は縫う必要があるとの診断。でしたが、都市部から離れたエリアであることから、正しい診察をしてもらえたのか不安であったクリフ。

そこで救急ヘリでメインの島へと戻って、より大きな病院でMRIを撮ったり頭部を縫ってもらったりと処置をしてもらい、その後は無事にハワイへと戻り、西太平洋での診断が正しかったことを確認できたそうです。

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さて、サーフィン中の事故の際に必ずと言っていいほど付随することが医療費サポートのためのクラウドファンディング。

今回のクリフのケースでは、医療費自体は合計600ドルほどでしたが、救急ヘリの利用が2万ドル掛かったそうです。しかし、クラウドファンディングを行わなかったクリフ。

その理由は海外旅行保険に入っていたので、保険でカバーできたためです。クリフの場合、一カ月前にインドネシアを訪れた際、ボートトリップでかなりの僻地を訪れるので海外旅行保険に入り、その保険がたまたま一年適用だったのでラッキーなことに利用できたそうですが…。

何にせよ、今回の体験から海外旅行保険の重要性を訴えているクリフ。海外では保険に入っていなければ診察すら拒否される場合もあり(支払い能力があるのか分からないため)、サーフトリップならば保険加入は必須です。

日本であれば、海外旅行保険付きの年会費無料クレジットカードなどもあり、海外サーフトリップを専門にした当サイトの姉妹サイト「World Surf Travel」でも紹介しているので、サーファーは是非ともチェックして見て下さい。

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参照記事:「CLIFF KAPONO ON HOW TO MAKE THE WORST-CASE TRAVEL SCENARIO A HELL OF A LOT BETTER