現地時間2018年5月31日(インドネシア)、バリ島のクラマスをメイン会場としたCT第5戦「コロナ・バリ・プロテクテッド(Corona Bali Protected)」が開催。
本日はメンズのみ開催となり、ラウンド3の全ヒートが終了しました。
今回の記事は、コロナバリのイベントレポート、動画、波予報などといったニュースをお届けします。
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コロナ・バリ・プロテクテッド(Corona Bali Protected)
昨日のウイメンズ同様にコンパクトなファンサイズで開催となった本日のメンズ。サイズが手頃なだけに、ハイパフォーマンスが際立つ一日となりました。
オープニングヒートでは、2×ワールドチャンピオンのジョンジョン・フローレンスがジェシー・メンデス相手に破れ、今季2度目のラウンド3敗退の結果に。
なかなか波に乗れずにウェイティングゲームが続いたジョンジョンでしたが、中盤辺りに瞬く間に二本の波に乗り、ミディアムスコアながらもジェシーからリードを奪いました。
一方のジェシーはバックアップスコアをマークできずに苦しんでいたものの、ヒート残り1分で高さのあるエアリバースをメイクして大逆転。ツアールーキーとしては大きな自信に繋がる勝利だったでしょう。
ヒート5ではグリフィン・コラピントとマット”ウィルコ”ウィルキンソンの好カード。ウィルコと言えば、今季からの新ジャッジ基準前にはバックサイドで似たような無難なターンでスコアを稼いでいるとやり玉に挙げられていました。
そして今季の新ジャッジ基準になると、厳しいスコアに苦しめられ早期敗退が続くことに。本人も分かっていた事でしょうし、今日の相手はグリフィンだったのでこれまでとは一転して攻めるサーフィンを見せてくれました。
ヒート中盤になると、ロデオフリップをメイクしたウィルコ。その次のライディングではブローテールリバースをメイクと、エキサイティングなサーフィンでエクセレントレンジ(8~10ポイント)に近いスコアをマーク。
でしたが、ハイパフォーマンスでは負けないグリフィン。ヒート終盤、スピードに乗った気持ち良いトップターンをし、ラストは高さと飛距離のあるフルローテーションのエアリバースを見事にメイクで8.67をマークして逆転勝利。
ウィルコは敗れはしたものの、新ジャッジ基準を満たすサーフィン、すなわちギャラリーを沸かせるパフォーマンスは圧巻で、今後のワールドツアーのあるべき姿だと感じさせられました。
グリフィンとウィルコによる圧巻のヒート後は、こちらも注目であったマイキー・ライトと現CTランクトップのジュリアン・ウィルソンのヒート。
両者ともにこれでもかとレールを使うサーフィンに加え、エアリアルを織り交ぜてくるライディングが魅力的ですね。そんな二人のヒートは、序盤でジュリアンが手堅くミディアムスコアを二本メイク。
一方のマイキーは、逆転に必要なスコアは高くないものの、なかなかバックアップスコアを出すことができずに刻一刻と時間は過ぎ、気付けばヒート残り時間は一分を切る事に。
このままジュリアンの逃げ切りと思われた残り30秒でマイキーは波をキャッチ。パワフルなターンを3本繰り出し、カットバック後のエンドセクションは無難にまとめてくるかと思いきや、フィンアウトでフィニッシュ。
最後の最後まで守りに徹することなく攻め抜いたマイキーが、クイックプロに引き続きラウンド4進出を決める結果となりました。
ギャラリーを熱くさせるヒートが多かった本日、シングルハイエストスコアの9.43をマークしたのはジョーディ・スミスでした。
*ジョーディ・スミスの9.43
.@jordysmith88 defeats @crcoffin in #CoronaBaliProtected Rd 3, Heat 9 → https://t.co/DCzGCcCIvr pic.twitter.com/MQnTHCMPs5
— World Surf League (@wsl) 2018年5月31日
本日の結果
今後のヒート表
ハイライト動画
波予報
明日も波予報はセットでオーバーヘッドと変わらず、明日はメンズのラウンド4を開催するとコミッショナーが発表していました。
今後も似たようなコンディションが続きそうなので、男女のラウンドを交互に開催していくのではないでしょうか。
まとめ
日本とバリ島の時差は1時間で、日本の方が1時間進んでいます。
現地時間の午前6時半にイベント開始の場合、日本時間は同日の午前7時半となります。
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公式サイト「Corona Bali Protected」
公式サイト「Corona Bali Protected - Women's」