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五十嵐カノア Photo: Ed Sloane/World Surf League

現地時間2023年4月6日(オーストラリア)、ビクトリア州ベルズビーチをメイン会場としたCT(チャンピオンシップツアー)第4戦「Rip Curl Pro Bells Beach」が開幕。

イベント初日となった本日は、メイン会場のベルズビーチではなくバックアップ会場のウインキポップにてメンズとウイメンズのラウンド1が終了しました。

今回の記事は、リップカールプロベルズビーチのイベントレポート、動画、今後の波予報といったイベント情報をお届けします。


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イベントレポート

メンズ

ビッグウォールのベルズビーチではなく、アクションカインドなウインキポップのスモールコンディションで開催となった本日。

レールゲームのベルズは得意でパントのウインキは苦手と言うサーファー、そしてそのまた逆も多いはずなので、イベント敗退者が決まるラウンド2が開催されなかったのは良かった事でしょう。

本日のトータルハイエストスコア16.40をマークしたのは五十嵐カノア。

本日のコンディションでエクセレントレンジを2本揃え、さらには3×ワールドチャンピオンのガブリエル・メディナを抑えての1位通過は圧巻でした。

ちなみに、現在のカノアのCTランクは24位と、ミッドシーズンカットをパスするために求められるトップ22圏外となっています。

今イベントで好成績を残して、昨シーズンのように勢いに乗って欲しいところです。

シングルハイエストスコア8.43をマークしたのは、2×ワールドチャンピオンのジョンジョン・フローレンス。

レールゲームもパントも得意とするジョンジョンなので、両方をミックスさせたレパートリー豊富なライディングでのスコアとなりました。

ラウンド1を3位敗退でラウンド2送りとなったサーファーはヒート順に以下の通り。

*カルロス・ムニョス
*マキシム・フスノット
*イズキール・ラウ
*マシュー・マギリヴレー
*イアン・ジェンティル
*ケリー・スレーター
*コナー・オレアリー
*カラム・ロブソン
*和井田理央
*ジェイク・マーシャル
*リアム・オブライエン
*バロン・マミヤ

ヒート結果

ウイメンズ

メンズのラウンド1終了後に開催となったウイメンズラウンド。

コンディション的には、本日は1日を通してサイズアップ予報だったので、ウイメンズラウンドの方がサイズのあるセットが入ったりしていました。

本日のシングルハイエストスコア8.83をマークしたのは、8×ワールドチャンピオンのステファニー・ギルモア。

ウイメンズは若手などでエアリアルなどのパントに取り組むサーファーが増えてはいるものの、コンテストシーンではまだレールゲームが主流。

そしてフロントサイドのレールゲームと言えば、ステフのスタイリッシュなパフォーマンスは今なお世界トップレベルであることを証明する結果となりました。

本日のトータルハイエストスコア16.57をマークしたのは、ベテランのサリー・フィッツギボンズ。

昨シーズンのサリーは、自身初なるトップ10入りを逃したものの、長年に渡るトップサーファーと言う事でワイルドカードを与えられて今季も参戦。

現在のCTランクは11位と、ウイメンズのミッドシーズンカットパスはトップ10なのでボーダーライン上。

今イベントの今後も本日のようなパフォーマンスで好成績を残すことになるのか注目です。

ラウンド1を3位敗退でラウンド2送りとなったサーファーはヒート順に以下の通り。

*ケイトリン・シマーズ
*ジョアン・デフェイ
*コビー・エンライト
*タティアナ・ウェストン・ウェブ
*タイラー・ライト
*ブリッサ・ヘネシー

ヒート結果

ハイライト動画

波予報

本日のスウェルは足早にサイズダウン傾向となり、明日7日の午前くらいは多少なりともサイズが残る可能性があるとのこと。

明日の午後以降はサイズが小さかったり、サイズアップしても強風でコンディションが悪くなる予報が10日まで続きます。

また、ウェイティングピリオド最終日の14日は期待されていたものの、サイズアップが予報よりも遅れる見込みに変わってしまいました。

つまり、今イベント期間は本当に波が外れとなり、厳しくなると見られるので明日の午前に使えるコンディションならばラウンド2くらいは開催するかなと思います。

まとめ

オーストラリアのビクトリア州と日本の時差は1時間で、ビクトリア州の方が1時間進んでいます。

明日のファーストコールとなる現地時間の午前7時15分は、日本時間の6時15分になります。

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公式サイト「Rip Curl Pro Bells Beach