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Photo: WSL / KELLY CESTARI

現地時間2018年6月3日(インドネシア)、バリ島のクラマスをメイン会場としたCT第5戦「コロナ・バリ・プロテクテッド(Corona Bali Protected)」が終了。

メンズはイタロ・フェレイラ、ウイメンズはレイキー・ピーターソンの優勝でコロナバリの幕が閉じました。

今回の記事は、コロナバリのイベントレポート、動画、最新CTランキングなどといったニュースをお届けします。


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ウイメンズ:コロナ・バリ・プロテクテッド(Corona Bali Protected)

レイキー・ピーターソンとタイラー・ライトによるファイナルのみ開催となった本日のウイメンズ。

レイキーはドライブを利かせたスピーディかつしなやかなターン、タイラーは波をえぐるようなターンと、いずれもパワーには定評のあるものの少しタイプが異なる面白いマッチアップ。

ファイナルでは順調にスコアを重ねるレイキーに対し、リズムに乗り切れないタイラーが苦戦を強いられ、残り時間5分というところでタイラーが逆転に必要なスコアはパーフェクト10。

このまま何事もなくレイキー優勝の流れに見えたものの、残り5分を切った時点でタイラーが7.17をマークして意地を見せることに。

しかし、ヒート時間は残り1分台となり、プライオリティを持っていたのはレイキー。コンスタントに波が入るわけではないので、レイキーの優勝確定と思いきや、残り1分ジャストで入った波で、なぜかレイキーは乗らないという痛恨のミス。

もちろんタイラーがその波をキャッチし、見事なライディングを見せたものの、わずかな差でレイキーを逆転することができず、レイキーはヒヤヒヤながらも優勝を決めることとなりました。

本日の結果

メンズ:コロナ・バリ・プロテクテッド(Corona Bali Protected)

潮が上げてくるまで待ってから、サイズダウンでバレルがほとんど無いコンディションながらもスタートとなったイベント最終日のスタートはメンズのセミファイナル。

期待のワイルドカードであるマイキー・ライトがヒート1で登場。しかし、マイキーはパワー不足の波に苦戦を強いられる一方、コンペティターとしての経験値が高いミシェル・ボウレズが手堅くスコアを重ねて勝利。

見応えがあったのは、ジョーディ・スミスとイタロ・フェレイラによるヒート2。ヒート序盤でジョーディは7.00と8.00でイタロにプレッシャーを掛けることに。

しかし、動じなかったイタロは波を掴むと、ファーストセクションでフルローテーションのエアリバースを完璧なポジションへとランディングし、そのままターンを繰り返して自ら拍手。

ギャラリーが湧く最中、さらにラストではポップショービットをメイクし、ジャッジに向けて10ポイントをアピールすると、コールされたスコアはパーフェクト10。

最終的に、ジョーディはエクセレントレンジ(8~10ポイント)を二本揃えながらもイタロに敗退の結果となりました。

イタロとミシェルのファイナルは、結果的に言えばイタロのやりたい放題な展開となり、シビアなジャッジ基準の今季において、9ポイント台を二本揃える圧勝。

イタロの強さはセットではない波でもハイスコアを出す安定したパフォーマンスに加え、パーフェクト10を狙えるほど爆発力溢れるエアリアルと、今イベントではまさにアンストッパブルだったと言えるのではないでしょうか。

本日の結果

ハイライト動画

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メンズ


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CTランクトップは、今イベント優勝で今季2勝目を飾ったイタロ・フェレイラが、ジュリアン・ウィルソンからイエロージャージ奪還となりました。

もう一つ興味深い点として、CTサーファーではなくワイルドカード出場ですでに4戦(今イベントが第5戦)出場しているマイキー・ライトがCTランク12位に付けています(笑)。

ウイメンズ


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メンズ同様、今イベント優勝で今季2勝目を上げたレイキー・ピーターソンが、僅差でステファニー・ギルモアのポイントを上回り、次なるイベントではイエロージャージとなります。

まとめ

次なるイベントは、キャンセルとなったマーギーズプロの代替イベントとして開催となるウルワツイベント。

今イベント終了から48時間以内にスタートと発表されているので、まだまだバリ島での熱い戦いは続きます。

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公式サイト「Corona Bali Protected

公式サイト「Corona Bali Protected - Women's

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