現役引退後のアスリートが再集結して勝負するマスターズイベント。
サーフィン界でもWSLのスペシャルイベント「Azores Airlines World Masters Championship」として開催され、2018年9月23日に幕を閉じました。
今回の記事は、現役引退したレジェンドサーファーが出場したワールドマスターズの結果や動画などをお届けします。
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WSLによるマスターズイベントとしては、リオデジャネイロ(ブラジル)で開催された2011年振りに開催となりました。
今イベント会場はアゾレス諸島のサンミゲル島。「グランドマスターズ(オーバー55)」、「マスターズ(オーバー45)、「ウイメンズマスターズ(オーバー45)」の3部門が開催されました。
各部門の結果と優勝者のコメントは以下となります。
グランドマスターズ:ロブ・ベイン
シェイン・ホランとのファイナルを制して優勝を決めたのはオーストラリア出身のロブ・ベイン「Rob Bain」(56歳)。
そんなロブのコメントは以下となります。
人生って不思議なものだね。ポルトガルで初めてプロサーフィンコンテストで優勝したのが、およそ30年前の誕生日だった(今回の優勝も誕生日の9月23日)。
当時を振り返らずにはいられないよね。あの時のガールフレンドが今では私の妻であり、私の子供たちの母親なんだし。
ウイメンズマスターズ:レイン・ビーチリー
ロシェル・バラードを破りウイメンズマスターズの頂点に立ったのは7×ワールドチャンピオンのレイン・ビーチリー「Layne Beachley」(46歳)。
レインのコメントは以下の通り。
とても充実したイベントだったわ。私たちは今も変わらずコンテストが大好きだから、開催してもらえて感謝してるの。
ただ、正直言うとコンテストの緊張感が恋しいってことはなかったんだけど。今回はハードワークだったし、過去19年間、こんな生活をどうやって続けていたのかも今じゃ分からないし。
メンズマスターズ:デイヴ・マコーレー
ファイナルでシェーン・ベッシェンを破り優勝を果たしたのは、現CTサーファーであるブロンテの父親であるデイヴ・マコーレー「Dave Macaulay」(54歳)。
デイヴのコメントは以下の通り。
ジェイク・パターソン、ルーク・イーガン、シェーン・ベッシェンとか若いサーファーが活躍していたから、こっそり私が優勝しちゃうなんてクレイジーだね。
10年振りのコンテストだったから不思議な気分になって、最初のヒートでは緊張したよ。この気持ちを常に娘のブロンテは感じてるんだろうね。
まとめ
現ワールドツアーのメンズではブラジリアンの台頭が顕著ですが、マスターズでは見事なまでに3部門での優勝者がオーストラリアとなりました。
現状のオージーコンペティター減少は、サーフィン大国オーストラリアだけに、フリーサーフィンなどといったコンテスト以外で活躍できる道が拓けたことが理由の一つでしょう。
偉大な先輩サーファーを多く有するオーストラリアが今後、再びコンテスト界において勢力を伸ばしていくのかに注目ですね。
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公式サイト「WSL」