サーファー誌によるフォトグラファーが思い出の一枚の写真について語るシリーズ動画。
これまで同シリーズはSNSでのみ紹介することが多かったのですが、内容が面白いのでブログでも取り上げて見ます。
今回の動画は、3×ワールドチャンピオンのトム・カレン「Tom Curren」(54歳)の一枚をフィーチャーしたフォトグラファーによる裏話映像をお届けします。
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シャイと言うか、とても気難しいことでも知られるレジェンドサーファーのトム・カレン。
その性格はフォトグラファー泣かせだったようで、ケリー・スレーターのように一緒に撮影セッションに出てくれるわけではなく、トムの行動は神出鬼没で、撮影には適さない日没前に海に入ったりと良いショットを残すのは大変だったとか。
今回フィーチャーされた写真が撮影されたのは1991年の事で、場所はハワイのオアフ島ノースショアのバックドア。
フォトグラファーはトムがバックドアに入っているとは知れずに撮影を行い、シグネチャームーブと言えるカットバックを写真に収める事に成功したそうです。
見事な一枚となり、雑誌のカバーショットに最適と編集部は盛り上がったそうですが、よく見ると当時のトムのスポンサーであったOPのロゴがサーフボードには貼られていません…。
そのため、お蔵入りとなったこの写真がカバーショットとして初めて使用されたのは5年前とのこと。
撮影できたかと思えば、今度はスポンサーロゴが無し…。とことんまでにフォトグラファー泣かせですが、今なお皆に愛されるレジェンドのトム。とてもミステリアスな存在ですね(笑)。